「個別インタビュー」ユン・ソクホ監督“「ときめきの風」が常に吹いています!”劇場初作品「心に吹く風」の魅力に迫る!

Q.ユン・ソクホ監督の作品が映画として日本で公開されることになりますが、日本の観客にはどういうところに注目して観てほしいですか?また、どんな反応を期待していますか?

私が今まで生きてきた中で蓄積された色々なものが込められた映画だと思います。いろいろなメタファー(比喩、たとえ)の技法をつかって作品の世界を広げています。今回の映画では自然の風景と人間を繋げてくれる風だったり、偶然の自然の姿など、みなさんに色々なメタファーをくみ取ってもらって、いろいろな観方で「この心理と自然の現象がこのように繋がるんだ」とか、そういうものを見つけながら観ていただければ、より楽しく見ていただけると思います。

Q.映画のタイトル「心に吹く風」にちなみ、監督の心にはどんな風が吹いていますか?
ハハハ…今ですか?最近?(日本語)
ぴったりの答えではないかもしれませんが「心に吹く風」を作ったのでその風がみなさんに吹くことを願っています(笑)
「心に吹く風」は僕が常に探し求めている、感じたいものです。本を読んで吹くこともあるし、絵を見て吹く時もありますし、いい人に出会って吹くときもあります。
「心に吹く風」は一種の“ときめき”だと思います。クリエイティブの源になると思うのでとても大事なことです。常に「心に風が吹く」ことを待っていますし、探し続けています。(6ページに続く)

2017.06.06