「インタビュー」『太陽の下で-真実の北朝鮮-』ヴィタリー・マンスキー監督インタビュー

Q:映画公開後に北朝鮮から何か便りや反応がありましたか?
A.完成した映画を観ていないのに、北朝鮮外務省はロシア外務省に外交文書を送った映画は北朝鮮を挑発した故、公開禁止とし、フィルム廃棄し制作者に刑罰を課すよう求めるとあった。だが一年ほどかけ、この映画のロシア公開にこぎつけた。公開日の2週間前に各映画館に予告ポスターが貼られ、すると公開3日前に北朝鮮からさらに要求が出された。同時に、国立と公立の映画館が公開を中止した。



Q:撮影後、北朝鮮から届いた手紙に関して
A.北朝鮮側は私がロシア在住ではないので制裁できず、ラトビア在住を知って直接連絡し私との対話を計ろうとしたようです。私をスパイで日米の手先、人類のクソ等々最後通牒の厳しい手紙の後で撮影グループの重鎮として訪問されたなど聞きたくもない。その後は打って変わって、「あなたが懐かしい、平壌にきて私たちと会いましょう、この先のプランを話し合うのは重要。。」といった手紙をもらいました。この先100年以内であろうとも行きたくありません。(5ページに続く)

2017.01.23