本作のメガホンを取ったヴィタリー・マンスキー監督のインタビューが到着いたしました。
≪ヴィタリー・マンスキー監督インタビュー≫
Q:本作を撮影した動機
A.私が生まれたのはソ連です。自分史を含め祖国史もソ連時代。両親は全体主義時代を私はその終焉時代を生きた。スターリン体制は血まみれのテロ時代、そんな時代がなぜ存在し得たのか理解したい。個性と自由をいかに抑圧したのかも。全体主義がいかに機能していたかを理解したい。さらに、こうした人々を私は観察したい。過去の私や両親がその状況を受容する可能性を探りたかった故に、この出張にエキゾチックな目的は何もなかった。極めて個人的な問題であり、国家機関に対する個人的な関係が動機だ。(3ページに続く)