-歌詞では、彼を「宇宙くん」と表現しているので、ファンが「私が宇宙くんになりたい」とか、自分が宇宙くんだというイメージで聞いているみたいですね。
そうみたいです(笑)。リリースイベントの握手会で、「私はスンヨンちゃんの宇宙くんになりたい」とか、「私が宇宙くんですよ」とか「スンヨンちゃんは私の宇宙よ」とかけっこう言われちゃって。ハハハ。でも、安心しました! 皆さんにちゃんと伝わっているんだって。
-「宇宙くん」のPVでは、SNUPERのサンイルさんと共演していますが、どのようないきさつで相手役がサンイルさんになったのですか?
すごく後輩だから、一緒に撮影したら、もっと自然な感じになるんじゃないかなと思ったし、SNUPERたちとは関係が近いんですよ。アルバムのほうの事務所が同じで、事務所でもよく会う関係なので、普段からあいさつしたり、いろいろな話をしたり。
-今回のアルバムでも、収録曲のほとんどを手掛けているSweetuneさんが、SNUPERの曲も手掛けているので、そういう共通点もあるんですよね?
そうですね。Sweetuneさんの曲って、もともとキーが高いので、SNUPERたちも苦労していると思って、「私もSweetuneさんの曲を歌うときはキーが高くて、ちょっと難しいから、そっちもそうじゃない? 同じでしょ?」とか、そういう話もしたり。Sweetuneさんもそうですし、ダンスのチームも同じだし、共通のスタッフさんもたくさんいるんです。
-そんなSNUPERの中でも、サンイルさんだったのはどうしてですか?
サンイル君のことはオススメです(笑)。今回はコンセプト的にサンイル君がいいんじゃないかと。身長の差とか、肌の色とか、顔の感じとか。他のメンバーは、最近アルバム活動のために、髪を赤とか黄色に染めたりしていたんで。あんまり準備が必要ないように、負担がなく軽い気持ちで来て、楽しく撮影して帰れるメンバーにしようと思って、サンイル君にお願いしました。
-スンヨンさんとサンイルさん、2人の雰囲気がすごく合っていますよね。
本当ですか!? うれしいです。私もすごく満足したし、本当に面白かったです。サンイル君とは楽屋も一緒に使って、緊張せずにうまく撮影できたと思います。
-PVの撮影エピソードがあれば教えてください。
サンイル君はお芝居が初めてだったし、他の歌手のPVに出演するのも初めてで、PVの監督さんも、私はKARAのときからご一緒している監督さんでしたけど、サンイル君とは初めてということで、緊張しているのかなと思ったら、ぜんぜん緊張していなくて。いたずらしたり、インタビューも上手くできていたので、えらいなって(笑)。
-撮影ではNGなどはあまりなかったですか?
私は撮影中、一度笑ってしまうと、止まらないんですよ。でも、サンイル君はそっちのほうは強くて。だから、私のほうが笑いをこらえられず、NGも出したし、私の顔が見えないアングルになったら、サンイル君のことを笑わせようと思ったのに、サンイル君はまったく笑わず、上手く撮影ができていたので、本当にビックリしました。
-PVはどんなコンセプト、ストーリーですか?
タイトルに合わせて、宇宙をイメージしていますが、私ゴーストとかが大好きで、最後には目が覚めたら彼女がいない、彼氏がいないとか、そういうミステリーな感じにしたいと思って、監督さんと相談して出来上がったんですけど、ドンデン返しがありますね。明るい曲なので、PVまでめちゃくちゃ明るくすると、感じが出ないんじゃないかと思って、ミステリーなストーリーにしました。本当は、もっと怖い雰囲気を入れたかったんですけど、さすがに「それはダメです」と言われてしまって(笑)。色もちょっとゴールドっぽい色になっていて、冬に見たら温かくなれるような、可愛いいPVになりました。
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