
「急務であるな」のような……こういう単語や文が口をついてしまうんです。でも正直なところミュージカルの歌詞も全て覚えますからね。それと同じでただひたすら見て、繰り返して、お風呂の中でも運転中でもトレーニング中でも普段の生活でも延々と反復します。体に覚えさせて、すぐに出てくるように。
Q . SUHOさんとイ・ゴンの共通点と相違点は?
似ているところは、脚本家の方も僕を「EXO」のリーダー、SUHOとしての姿を主に記憶してくださっていて、バラエティー番組等のイメージが強かったようなんです。それで責任感やリーダーらしさをイメージしてくださったのか、今回のキャラクターにそういった面がたくさん込められていると感じます。皆をまとめあげるところや、自分の味方として取り込んでいく感じが似ているんじゃないかなと思います。似ていない部分は、正直僕よりもはるかに枠にはまっているというか……でも見方によっては、王という位は一つの国で最も高い地位ですから、それくらいの信条、芯があってこそ国を率いていけるんだなと思います。
Q .初共演したホン・イェジさんについて
まず僕とはほとんど一回り違う後輩なんです。かなり年下ですから、僕としては気楽ですが相手が気後れしてしまうか心配しました。僕が気楽にしていいよと冗談を言ったりしていたら、次第に笑顔を見せてくれるようになり、自然体で接してくれるようになりました。シリアスなシーンも多いですがコミカルなシーンも多いですから、そうやって普段から2人でふざけあっているうちに親しい妹が一人できたような感じです。僕もそうでしたが、監督も面白い方で冗談もしょっちゅうでした。現場の雰囲気は本当にほとんど、片手で数えられるくらいの日数を除いてはいつも笑いながら楽しく撮影していました。寒い時だったのでお互いに暖めあったり、手持ちのカイロを貸し借りしたりしましたね。
Q .世子派と反対勢力の撮影現場での様子は?
派閥ごとに分かれて争うシーンがあったんですが、反対勢力のトップにユン・イギョムという、チャ・グァンス先輩が演じる人物がいるんです。序盤では僕を睨みつけて、僕の挨拶も受けてくれなかったりしました。でも僕も考えて、大体予想はついたんです。先輩はきっと「SUHO、俺はお前を可愛い後輩だと思っているが、役柄的にお前を追い出さなきゃいけない立場だから、お前を可愛がってしまうと演技中に目からお前への愛情が透けてしまう。だから冷たく接しても理解してくれよ」ということでしょう。もちろん普通に挨拶はしましたよ。僕じゃなく、異母弟のトソンにはすごく目をかけてあげてて食べ物もあげたりして、でも僕には冷たい視線だったんです。それが面白くもあるんですが……だから僕も冷たい視線で返しました。
Q . SUHOさんとしては寂しかったのでは?
いいえ。以前「ヒップタッチの女王」という作品に出演した際、イ・ミンギ先輩と三角関係のライバルになりまして。少し、わざと距離を取ろうとしたんです。先輩が大好きなので、親しくなりすぎるかと思って。今は当然親しいですが、その時も先輩に言いました。「ちょっと、わざとそういう感じにするから」って。普段みたいに気安い感じでは接しないと。そういう気持ちがあったので、今回のことも内心尊敬していました。演技者として3,40年ものキャリアがあり、そういうふうに振る舞う姿を見て尊敬しました。
Q .世子、世子嬪、トソン大君 3人の三角関係は?
10話まではお互いがお互いについて知らないんです。なので互いの行動理由が分かった時に、それぞれが驚いたりする、そういうのが面白いと思います。お互いを知っていき、好きなことも知らずに……という。全体の折り返し辺りまでは、こっちにはこういうストーリーがあって、こっちではこういうストーリーが、と分かれているので。なので後半になってお互いがお互いのことを知った時、より面白くなっていきます。
Q . SUHOさんにとって今回の作品は?
僕にとって「世子が消えた」は今、30代になるまで生きてきた僕の人生が込められた作品だと思います。全20話の作品でもありますし、ストーリーも起承転結がはっきりしています。いろんな状況が繰り広げられ、図らずしてSUHOの人生が込められたかのようだと思いました。
Q .撮影しながら大変だったことは?
冬で野外の撮影が多く、大変なことが多かったです。でも却ってスタッフやキャスト、クルーの皆が一致団結しました。全員の、特に僕が魂を削って作り上げた作品になりました。
Q .日本のファンに見どころをお願いします
本作は、実のところ「ラブコメディー」となっていますが、ラブコメディーの要素もありつつ他にも様々な隠し味があります。スリラーやサスペンス、反転などもありますし、男女間のラブストーリーも軸ですが、政治的な争いやそれにまつわる犯罪もありますし、イ・ゴンが捜査もします。もちろん大筋としては間違いではありませんが、ラブコメディーとミステリーを同時に楽しめるという点が最も魅力的なポイントではないかと思います。
Q .日本のファンに一言
こんにちは。「世子が消えた」でイ・ゴン役を演じたSUHOです。皆さん、「世子が消えた」いかがでしたでしょうか?とても気になります。この「世子が消えた」というドラマが皆さんをより暖かく、穏やかにし、心に響くドラマになればうれしいです。あわせて、今後も僕、SUHOの多彩な姿にご期待ください。ありがとうございました。
なお、SUHOが主演を務めた韓国ドラマ「世子<セジャ>が消えた~禁じられた愛~」DVD-BOX1は販売中で、DVD-BOX2は1月7日にリリースされる。










