また、イ・ジフンがSABU監督に手袋をプレゼントしたエピソードも。「一緒にお仕事をした監督にプレゼントを贈ったのは初めて。ソウルでの撮影で寒そうに見えたので」とイ・ジフン。SABU監督が「大事にしています」と言うと、「本当ですか? ありがとうございます」と笑みを浮かべた。
本作のこだわりのポイントを聞かれると、SABU監督は「絵作りにこだわりました。今回スタンダードサイズ(縦横比3:4)の画角で、カメラを固定した映像を中心に撮影しました。日本的な余白が好きなので、上に余白のある構図や無音を意識しました」と本作ならではの映像をアピール。
再びSABU監督の作品に出演したいかと問われたイ・ジフンは「ぜひ出演したいです。次はどんな作品を準備しているのかと監督に伺っています。監督がそれを覚えていてくれて、小さな役でも出演できれば」と答えた。共演してみたい日本の役者に、映画「アンダー・ユア・ベッド」日本版の主演の高良健吾、小さいころから好きだったという「ごくせん」の松本潤、そして昔からファンだったというオダギリジョーを挙げた。「『ごくせん』は日本でも有名ですか?」と、ドラマのセリフを真似しながら会場の笑いを誘った。
最後にSABU監督は「決して孤独じゃない、どこかで誰かが聞いてくれている。『助けて』と言える優しい世の中になればいいなという思いを込めて作った作品です」と作品への思いを綴った。イ・ジフンは、「私も『一人じゃない』というメッセージにエネルギーを受けた」と述べ、イ・ジフンは「今日は会場の一人一人の顔を見たいと思って参加しました。ぜひこの作品を宣伝してください」と締め括った。最後には、イ・ジフンの希望で会場の観客とともに写真撮影を行った。
舞台挨拶終了後には、イ・ジフンとSABU監督による、サイン会が実施された。舞台挨拶に来てくれた一人一人に日本語で感謝を伝えるイ・ジフン。ファンの熱い想いを受け、その熱意に目頭が熱くなる場面も。トークに熱も冷めやらぬまま、観客とのサイン会に多くのファンが詰めかけて、盛り上がりをみせ全てのイベントは終了した。
タイトル表記:『アンダー・ユア・ベッド』
公開表記:5月31日(金)全国公開中
映倫区分:R18+
画像クレジット:©2023, Mystery Pictures, ALL RIGHTS RESERVED
5月31日(金)全国公開中