誰しもが利用するフリマサービスに潜む闇・・・些細なやり取りから巻き起こるサスペンススリラー
この度、TC エンタテインメント配給にて6月21日(金)よりシネマート新宿、心斎橋ほかで公開する映画『ターゲット-出品者は殺人鬼-』(原題:『타겟』)の予告編を解禁いたします。
ありふれた中古品取引をスリラーに変える、日常に潜むサスペンススリラー!
近年、社会問題となっている中古品取引詐欺に焦点を当てたパク・ヒゴン監督は本作を通して「現実を映画に」することを試みたサス
ペンススリラー。新居に引っ越し、フリマサービスで中古の洗濯機を買ったスヒョンが、後日壊れた洗濯機が届き、詐欺にあったことに気づいたことをきっかけに、思いもよらない事態に巻き込まれていく。公開された予告編では、シン・ヘソン演じるスヒョンが、スマホでフリマサービスを利用して中古の洗濯機を買ったことをきっかけに、追い詰められていく姿が映し出されている。また、カン・テオ演じるナ刑事の姿も見ることができる。
日常生活の中で繰り広げられるサスペンスと予測不可能な展開は、一種の親近感と、誰にでも起こりうるという危機感を刺激する。本作は、主人公スヒョンの目に映る現実的な恐怖感を最大限に映し出している。
『ターゲット-出品者は殺人鬼-』は6月21日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋、kino cinéma 天神にてロードショー。
韓国映画「ターゲットー出品者は殺人鬼ー」公式予告
中古市場は近年急成長を遂げ、倹約目的以外にも、物の価値を重視する動きはトレンドにさえなっている。韓国の中古市場は 25 兆ウォンを超え、韓国国内の主要中古取引プラットフォームの累計加入者数は 2021 年時点で 6000 万人以上に達している。しかし、多くの人々がアクセスし市場が拡大するにつれ、意図せぬ動きも見られる。取引数の増加に伴い、システムを悪用した詐欺や組織犯罪も増加傾向にある。韓国の警察庁のデータによると、2022 年の中古品取引詐欺事件は 8 万 3214 件で、過去 9 年間で 81.4%も増加している。また、被害額は 2014 年の 278 億ウォンから 2021 年には 3606 億ウォンと、7 年間で 13 倍に増加している。韓国では 1 日平均 228 件もの詐欺被害が報告されているのだ。
『ターゲットー出品者は殺人鬼ー』は身近になったインターネットでの中古品の売買というごく現実的な題材に、映画的な想像描写を加えてスリラーに仕立てた作品だ。簡単に売り買いができる中古市場で詐欺に遭い、犯罪者に狙われるという筋書きは、映画の中だけでなく誰にも起こりうることだ。本作は中古品の売買を巡る犯罪を鋭くとらえることで現実味を高め、サスペンスを最大限に盛り上げている。視聴者は「こんなことが自分にも起こり得るのだろうか」と冷ややかな衝撃を受けながらも、スクリーンに没入していくことだろう。被害者スクリーンに没入していくことだろう。被害者スヒョン
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