「涙の女王」これが「愛の不時着」を越えたドラマ?…いき過ぎた荒唐無稽エンディングに視聴者は置いてきぼり

これだけで終わらなかった。ヘインがウンソンのもとを逃げ出し、ヒョヌのところに駆けつけたのだが、ウンソンがヘインに向けて銃の引き金を引き、ヒョヌが代わりに撃たれ、再び危機を迎えた。ここでウンソンは、警察らに銃殺された。

2人のハッピーエンドを劇的に見せようとするために、多数の危機を描いたが、この事件が無理に導入され、作品の真実らしさを落としたという指摘である。


集中治療室で倒れていたヒョヌがやっと意識を取り戻し、ヘインとお互いの気持ちを確認した。その後2人には子どもが産まれ、幸せな家庭をつくっていった。ここにさらに一歩進み、葬儀のエンディングまで収められた。ホンヘインという名前、1990年8月22日生まれと2074年4月7日の死亡日が書かれている墓碑を、ある老人が訪れる姿が描かれたのだ。この老人はヒョヌだ。碑石によると、ヘインは84歳まで長生きし、ヒョヌは彼女よりさらに長く生きて、ハッピーエンドを迎えたのである。

しかし、視聴者たちはこのようなハッピーエンドも一線を越えたという反応だ。ラブコメディの男女主人公が幸せになる結末を望んではいるが、年老いた姿までは望んでいないというのが、視聴者たちの反応である。「涙の女王」は、ものすごい猛威をふるったわりに、締めが十分ではなく、視聴者たちから賛否両論が起こっている。

 

WOW!Korea提供

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2024.04.29