チェ・ジョンヒョプのルックスだけでなく、ドラマのストーリーテリングとキャラクターとも奇妙に融合し、「ヒョク様」シンドロームはさらに強力になった。
ロマンスドラマである「Eye love you」は韓国の視聴者が見るには気恥ずかしさに少し耐える必要がある。見ていて恥ずかしくなるシーンが多い。最近では青少年たちもここまでではないというほどに純粋な愛の表現だ。しかし、多分このような徹底的な愛の表現が「Eye love you」のストーリーテリングとかみ合って光を放っている。
「Eye love you」は環境にやさしいドラマだ。見かけだけのESGドラマではなく、環境保護ストーリーがよく盛り込まれている。ヒロインの侑里は、幼い頃の父親と北海道の霧多布岬で船に乗って余暇を楽しんでいて、難破船から油が漏れているのを発見した。
ところがその隣にはラッコが2匹が遊泳していて、侑里はラッコを救うために本能的に海の中に飛び込んだが、海の中にある網に引っかかって上がって来れないという状況だった。この時、父親が娘を救い、自身は一生寝たきりになってしまった。
しかし、父親は罪悪感に苦しむ娘のそんな行動に恨むどころかよくやったと慰めた。侑里が創業した「Dolce & Chocolat」も廃棄されるカカオでチョコレートとカレーを作る環境にやさしい企業だ。
チェ・ジョンヒョプが演じたユン・テオは韓国人留学生で、日本でラッコなど絶滅危惧種を研究していたが、環境にやさしい企業「Dolce & Chocolat」にインターン社員として入社してテオと侑里の本格的な出会いが始まる。
チェ・ジョンヒョプが日本ドラマでビジュアルだけを誇るのではなく、環境を勉強して絶滅危惧種を研究する人物で、その価値を企業に具現化しようとするキャラクターとして出たことが「ヒョプ様」のイメージ形成に肯定的な効果として作用したと思われる。
「冬のソナタ」のペ・ヨンジュン(カン・ジュンサン役)の「ヨン様」は日本の中年女性の過去の記憶を引き出して効果を極大化した。「ヒョプ様」はどんどん疲弊している地球を保護するなど、環境運動を実践することを知る愛情も優れた素敵な男性だ。だから「ヒョプ様」現象がさらに嬉しい。