「ドクタースランプ」ではこのようなパク・シネの強みがたいへん発揮されています。パク・シネはラブラインを形成中のパク・ヒョンシクと、友人から恋人に生まれ変わる過程での微妙な感情の変化を繊細な表情と感情演技で伝えてときめきを与えています。また、バーンアウトとうつ病を患うキャラクターをパク・シネだけが持つ勇敢でしっかり者の魅力で克服する姿を見せて視聴者にヒーリングを与えています。
コン・ヒジョンドラマ評論家は「パク・シネは最近ロマンスを標榜するドラマのヒロインの中で最も引き立つ俳優」として「ロマンスと結合したジャンルは喜ロ哀楽のすべての感情を見せなければならないが、パク・シネはそれをとてもリアルに演じながら見る人が感情移入できるようにする」と評価しました。
パク・シネはロマンスのジャンルで強みを見せましたが、絶えず新しさに向けて挑戦してきた俳優でもあります。2003年にミュージックビデオとドラマ「天国の階段」で子役俳優として活動を始めた彼女は、2021年に結婚する前まで一度も休まず作品に没頭してきました。その結果、子役俳優のイメージを消去することに成功しました。
映画やドラマを選ばず、ロマンスだけでなくゾンビ物語、スリラー、SFなど様々なジャンルに出演して演技のスペクトルを拡大してきました。
こうした絶えない努力と挑戦で積み重ねてきた多様な演技の経験が、視聴率だけでは評価できないパク・シネが持つ武器であり、今後彼の歩みが期待される理由でもあります。実は韓国ドラマという状況で女優が結婚と出産後にロマンスジャンルで戻るということ自体が、途方もない挑戦でもあります。「ドクタースランプ」が単純なロマンスではなく、バーンアウトで疲れた生活の回復ということもまた、パク・シネの挑戦に意味を加えています。
コン評論家は「ドクタースランプ」は単に男女の愛を示すロマンスコミックではありません。現時代が抱えている問題点と現象をしっかりと盛り込んでいる見ごたえのあるストーリーを持ったドラマですが、パク・シネはそのすべてを安定した演技力で表現している」と説明しました。
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