その後、カジュアルな衣装に着替えた「ENHYPEN」は「Attention, please!」に「ParadoXXX Invasion」などを歌い、少年の覇気と若さでステージを彩った。ファンが降るペンライトは、各ステージの雰囲気に合わせて青、緑、赤に変化して客席を光で彩った。
各ユニットステージは、「ENHYPEN」のもうひとつの魅力を見れる機会だった。ジェイ、ジェイク、ソンフン、ソヌは「That Feeling When」をアコースティックバージョンで披露した。この時ギターを肩にかけたジェイのライブ演奏が際立った。
バトンを受け継いだジョンウォン、ヒスン、NI-KI(ニキ)は「Just A Little Bit」をやはりアコースティックバージョンに編曲した。ヒスンの見事なピアノ演奏も鑑賞できた。
「ENHYPEN」は現地のファンのために特別なプレゼントも準備した。この日の公演ではジェイが村下孝藏の「初恋」を広東語でリメイクして歌った。広東語が馴染めないジェイが恥ずかしがりながら何度も歌い直すハプニングも起こった。こうした姿はむしろファンを熱狂させ、ファンはジェイと一緒にこの歌を歌って「ENHYPEN」とエンジンがひとつであることを証明した。
公演場の雰囲気を最大限に引き上げた「ENHYPEN」は、「Bite Me」と「Sweet Venom」で公演を終了した。しかし、盛り上がった会場の熱気は容易には収まらず、「アンコール」連呼の中で再びステージに登場した「ENHYPEN」は、「One In a Billion」と「Karma」で3時間に及ぶ公演にピリオドを打った。
ジェイは感激を抑えきれないような表情で「初日から良い雰囲気で始めることができて嬉しい。もっと頑張って準備するので、みなさんは一生エンジンでいてほしい。私たちはエンジンのための『ENHYPEN』になるつもりだ」と誓った。ソンフンは「私たちの運命がどこに流れていくのか分からないが、エンジンと一緒なら全てが幸せだと思う」と改めてファンに対する愛情を告白した。