韓国ボーイズグループ「SEVENTEEN」が、K-POPアーティストとして初めて、ユネスコ(UNESCO)本部の演壇に立った。
「SEVENTEEN」は15日(韓国時間)午前、仏パリにあるユネスコ本部で開催された「第13回“ユネスコ青年フォーラム”スペシャルセッション」に参加し、約1時間にわたり演説と公演をおこなった。
彼らは1人ずつ順に演壇に上がり、「若者たちの連帯や教育が、若者と地球の未来を変える」というメッセージを伝えた。加えて、「持続可能な発展のために、若者たちが遂行できる役割」に関しても話した。
一番初めに演壇に立ったスングァンは、「僕は(韓国の)首都ソウルからとても遠く離れた島であり、ユネスコが世界自然遺産に指定した島であるチェジュ(済州)島で、K-POPスターになる夢を育てた」とし、「これから僕は世界の若者たちに自然の大切さを、未来のために流す汗の価値を、教育の大切さを、夢が一歩ずつ近づいてきた僕らの経験談を共有しようと思う」と話した。
続いたジュンは、中国語で「本日、『SEVENTEEN』がこの場に立つことになったのは、僕らが厳しい状況に直面した時に放棄しなかったからだと思う」とし、「僕ら13人はお互いに助け合って、一歩一歩ここまで来て、今後もずっと進んでいくだろう。たとえ現在、多くの問題や未来に多くの不確実性があったとしても、一緒なら必ず打ち勝つことができると信じている」と伝えた。
ウジは、「『SEVENTEEN』はデビュー9年目にも関わらず、ファンが増えて成長しているグループ」と強調した。続けて彼は、「成功を初めから期待できたことはなかった。むしろ『あの子たちは失敗するだろう』という、否定的な視線が多かった」とし、「しかし僕らは挫折しなかった。挫折するには僕らはとても若かったから、夢に対する情熱は少しも冷めなかった」と振り返った。
またミンギュは、「お互いに信じて頼って、学んで成長した『SEVENTEEN』は精算金を受け始めたデビュー翌年の2017年から、児童機関や子ども財団に寄付を続けている」とし、「子ども世代がどのような環境でも、夢を失ったり挫折しないようにと願う、切実な心のため」と明らかにした。そうしつつ、「“夢の分かち合い”は、まさに“肯定の分かち合い”であり“希望の分かち合い”だと思う」と強調した。
ジョシュアは、「『SEVENTEEN』は昨年からユネスコ韓国委員会と共に、未来を導いて進んでいく若者たちに教育の重要性を知らせ、学びを通じた成長を督励する教育キャンペーンである『#Going Together』をおこなっている」と言葉を加えた。続けて彼は、「僕らのキャンペーンに関心を持ってくださったユネスコ本部が、『SEVENTEEN』とユネスコ韓国委員会に第3者協約を提案してくださった」とし、「これで『#Going Together』は、全人類のためのキャンペーンとして、より一層拡張される機会を迎えることになった」と説明した。
さらに、「まず僕らは第3の世界に教育インフラ構築のために学校を作ろうと思う。また教育のための討論の場が持続的に運営されるように、サポートする考え」という計画も明らかにした。同時に、「現代の重要な課題である、教育の重要性を知らせるためのユネスコのアンバサダーとして積極的に活動することをお約束する」と語った。
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