3人と同じ歌手の木山も「一日でも長く歌い続けたい」と語る。彼は「僕は一日でも長く歌を歌い続けたいという夢があって39才でデビューをしました。若いころにガンを患い、そんな人生だったので、とにかく一日でも長く人の心に届くような歌を歌いたいというのが夢で。今回の舞台を通して実現したい夢というのは、歌の世界ともつながるんですけど、歌や舞台を見てくれた人たちの心にちょっとした温かい炎が灯るんじゃないかって思っているんです。そのために僕たちは歌うし、僕たちは舞台を頑張るし、歌い続けることで世の中をちょっとだけでも楽しく明るくし、子供たちが明日も頑張って生きようかなと、そんな世界になれるように、そんなためにも一日でも長く歌い続けたい想いで歌っています」と熱い想いを伝えた。
本作が17年ぶりの演技復帰作にして、初舞台作品となる網浜は息子の後押しで復帰したそうだ。彼女は「この舞台をきっかけにもっと夢を持ちたいなって思っています。いくつになってもあきらめずに夢を持って生きることを家族や舞台を通してみなさまに伝えられた良いなと思っています。私もちょうど子供たちを持つお母さんなんですけど、子育てがある程度終わって、それから先でももっと夢を持って生きていくことができる、それを実践するような形で皆様にお伝えできたらなと思います」と語った。息子の芸能界デビューについて聞かれると、「一人暮らしをしていて、そんなに話す機会がないんですけど、どっちも頼らずにいようねって話しています。お互いを頼らずに、同じ仕事を選ぶとしたらフェアな関係でいようねって感じにしています。もし、どこかでそういう風に仕事をしたいって出たとしても、『えーそうだったの?』ってことになるくらい知らんぷりしていようって言っています」と話した。
ウゴン、ユジュン、ミヌは日本での活動も長く、日本語も完璧。日本人役を演じることは大変なことだが、セリフを覚えるこつを聞かれると、ミヌは「練習する方法というか、たくさん繰り返しています。スタッフの方の中で標準語を話す方に聞いて、その方に教えてもらっています。外国人っぽくならないように」と勉強法を紹介。ユジュンは「つまらない答えだと思いますが、がんばるしかないと思います(笑)。ずっと何回も読むしかないんです。(セリフを言っている)動画を撮って、発音とかを聞いて直したりして、がんばるしかないと思います(笑)」と力強く語った。ウゴンが「覚えるのはとても難しいんですけど、僕の場合はいろんな場所に移動するときによく練習しています。その時が一番集中できます」と話すと、ユジュンが「稽古場に行くときにセリフを聞きながら口にだしているので、すれ違う人は変な2人に見えると思います(笑)。『社会に出ることは大変』って(笑)」とその状況を再現して笑わせることもあった。
最後はこれから舞台を見る皆さんへのメッセージが送られた。
ミヌ「とっても心が温かくなる物語だと思います。皆さんに良い思い出にさせられるように、僕たち全員で協力して良い作品を作っていきたいと思います。がんばりますので、応援のほうよろしくお願いします」。
ユジュン「とてもあたたかい話になると思います。僕もそう思うんですけど、家族たちに自分の本音を言うのは難しいと思います。でも、家族みんなで見て、この作品を見終わったら、その家族たちがもっと仲良しというか、愛が深まるくらいの作品だと思います。ぜひ、家族たちとみんなで来てください」。
ウゴン「温かい気持ちになって帰ってほしいです。僕たちみんなで頑張りますので、ぜひ時間があれば見に来てください。自分だけが満足する作品より、みんなで一緒に頑張って、みんなで作る素晴らしい作品になりために頑張ります」。
網浜「脚本を読んだときに、最後の最後にいろんな展開があります。息子たちのそれぞれのシーンは見ごたえがあって、私は最後に一人で台所のテーブルで泣いちゃいました。いろんな違った形の家族があると思うんですけど、今回は世代問わずいろんなことに感情移入して見ていただける作品だと思います。いろんな世代の方に足を運んでいただいて、楽しみに見に来ていただけるように、3人のお母さん役を頑張りたいと思いますので、なにとぞ足を運んでください」。
木山「心が疲れている方も多いのではないでしょうか。そんなときに、そんな皆さんに見ていただきたいと思っています。家族というのは何をするにも、核となる部分だと思っていますし、最後の最後にほろりとあたたかい涙が流れるようなそんな舞台だと思いますので、皆さまぜひ会場にいらしてその目で見てください。僕も何度も駆けつけて歌も歌わせていただくので、皆さまぜひ会場まで足をお運びください。よろしくお願いします」。
木山が10月6日(金)の1部の公演にも出演することが発表されると、出演者たちも大喜びで拍手。千秋楽の10月9日(月・祝)1部と2部でも歌う予定だ。
舞台「Home」は、10月6日(金)~10月9日(月・祝)まで、東京・浅草花劇場で開催される。
取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)
【公演概要】
◆公演日:2023年10月6日(金)~10月9日(月・祝) 全8公演
◆会場:浅草花劇場 (〒111-0032 東京都台東区浅草2-28-1)
10月6日(金)
・1部 開場 14:15/開演 15:00 ・2部 開場 18:15/開演 19:00
10月7日(土)、10月8日(日)
・1部 開場 12:45/開演 13:30 ・2部 開場 16:45/開演 17:30
10月9日(月・祝)
・1部 開場 11:45/開演 12:30 ・2部 開場 15:45/開演 16:30
◆出演者
長男:山郷 祐一 役 イ・ウゴン(TRITOPS*)
次男:山郷 健次 役 チャン・ユジュン(TRITOPS*)
三男:山郷 蒼太 役 ノ・ミヌ(BF)
祐一の婚約者:ナミ 役 瀬口 美乃
芸能事務所社長:渡辺 役 粟澤 穂乃花
健次の銀行の上司:中島 役 妹尾 竜弥
健次の銀行の同僚:松林 役 獅劇 レオン
警察官:梶本 役 佐良慶太
母:山郷 充子 役 網浜 直子
◆演出:安藤亮司(劇団ウルトラマンション) 田中広喜(ミュージカル・ギルドq.)
◆脚本:安藤亮司(劇団ウルトラマンション)
◆チケット代:指定席 ¥9,300(税込)/バルコニーサイド席 \6,300
※ドリンク代別途 \500 ※4歳以上有料、3歳以下入場不可
◆チケット販売スケジュール:各プレイガイドにて販売中 ※詳細は公演特設サイトへ
◆主催 ライズコミュニケーション
◆企画協力 木山裕策音楽事務所
◆協力 VL.ent/FCLIVE/琴乃美/ニューウォーカーズ/ハート・レイ
◆お問い合わせ [email protected]
◆公演特設サイト https://ticketstage.jp/home2023/
◆公演 X(Twitter) https://twitter.com/Home_musicstage
各公演後には、回替わりでキャストが登壇するアフタートークを開催!
さらに、初演で大好評だった歌手・木山裕策氏のスペシャルステージ&トークを10/6(金)、10/9(月・祝)1・2部に開催!
<アフタートーク登壇者>
10/6(金)
1部 ゲスト:木山裕策<ALL CAST>
2部 ゲスト:木山裕策<イ・ウゴン/チャン・ユジュン/ノ・ミヌ/網浜直子>
10/7(土) 2部 <イ・ウゴン/チャン・ユジュン/ノ・ミヌ/瀬口美乃/粟澤穂乃花>
10/8(日)
1部 <女性キャスト全員>
2部 <イ・ウゴン/チャン・ユジュン/ノ・ミヌ/網浜直子>
10/9(月・祝)
1部 ゲスト:木山裕策<男性キャスト全員>
2部 ゲスト:木山裕策<ALL CAST>
~舞台【Home】あらすじ~
山郷祐一と弟の蒼太はいつか売れる日を夢見て、この街の路上で歌っている ストリートミュージシャン。
アルバイトをしながら路上で歌う日々。
次男、健次はろくに稼ぎもしないこの活動に反対している銀行員。
彼ら3人は、幼い頃に父を亡くし、母に女手一つで育てられた「兄弟」である。
ある日、祐一と蒼太に転機が訪れる。しかしそこには、辛い現実があり、落とし穴があり、壁があった。
大人になるってどういうことなんだろう?
どの道を選択すれば、彼らは大人になれるんだろう?
家族にはそれぞれの形があり、いろいろな表情がある。
これは家族にまつわる「愛」の物語。