ファンタジーに最適のイ・ドンウクのルックスは、視聴者を十分に満足させた。九尾狐の能力が発揮されると変化するオレンジ色の瞳は、九尾狐というキャラクターの魅力を100%引き出してファンタジー的な要素を最大化した。山神イ・ヨンの長い髪の毛と気品のある韓服姿は、美しいビジュアルと共に物語に説得力を加えた。また、イ・ドンウクはイ・ヨンのクラシックで洗練されたスーツスタイルで「1938年に不時着したイ・ヨン」という人物を劇に溶かし込んだ。

イ・ドンウクは人物の物語を詳細に積み重ねた。彼はイ・ヨン特有のゆったりとして愉快な口調から、一瞬にして無慈悲な九尾狐の冷たい姿に変貌し、キャラクターに深い味を加えた。イ・ヨンに変化が現れる時、イ・ドンウクの特技はさらに輝いた。現代のイ・ヨンが1938年のイ・ヨンと出会った瞬間に鏡にふりをする演技は、タイミングと順序を詳細に調節して名場面を作り出し、日本の妖怪である入道（チョン・ソンチョル）と体が入れ変わったときは、足取りから意気陽陽とした笑顔まで完全に変身した姿で感嘆を引き出した。

こうしてイ・ドンウクは、「九尾狐伝」シリーズの第2シーズンも成功に導いて多くの人々に愛されている。彼の活気に溢れた演技はイ・ヨンというキャラクターそのもので、まさに劇の中で生きていた。加えてイ・ドンウクは、ドラマを通じて古典の説話の中の「九尾狐」を「この時代のヒーロー」に作り上げ、誰も反論できない人生キャラクターであることを証明した。「九尾狐伝1938」が最終回に向かっていく中、イ・ドンウクが仕上げるイ・ヨンの物語に期待が集められている。
イ・ドンウクが出演するtvN土日ドラマ「九尾狐伝1938」11話は本日（10日）、最終話は明日（11日）夜9時20分に韓国で放送される。