ドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」「悪霊狩猟団: カウンターズ」などで注目を集めている俳優のチョ・ビョンギュが、5月20日東京・ニッショーホールにて「Cho Byeong Kyu ”first fan meeting in Japan 2023“」を開催した。チョ・ビョンギュは2015年にドラマ「恋するジェネレーション」でデビュー。2018年の大ヒットドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」で認知度が高まり、バラエティ番組「私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~」やドラマ「ストーブリーグ」(2020)、「悪霊狩猟団: カウンターズ」(2020)などを通して一気にスターダムを駆け上がった。そんな彼が待望の初来日!ファンミーティングでは、歌の披露や出演作の裏話、愛用品をプレゼントするなど、ファンと特別な時間を過ごした。
ここでは夜公演をレポートする。
開演時間を過ぎると場内が暗転、ファンの期待の眼差しがステージに集まる中、ドラムスティックのカウントが鳴ると、ステージ中央にチョ・ビョンギュの姿が現れYBの「A Flyin Butterfly」を披露。疾走感のあるバンドサウンドにのせて情熱的な歌声を響かせると、会場からは熱い歓声が上がった。
司会者が登場してからは、トークタイムへ。人生で初めてのファンミーティングを迎えたことについて、彼は「日本でのファンミーティングは初めてなので、韓国ではなく日本でのファンミーティングなので心配していました。実際に日本に僕のことを知っている方がいるのかなと思ったりしたのですが、いらっしゃいましたね。ありがとうございます」と客席を見てにっこり。
日本でやりたいことについて聞かれた彼は「日本には3年前くらいに1泊2日で来たことがあったのですが、その時は1日で東京を堪能しようと思って、タクシーとか地下鉄にも乗らないでずっと歩き回りました。その時に初めて感じたことは、東京の街並みは本当に美しくて、僕の好みのスタイルだと思ったんです。なので、日本に着くやいなやホテルから代官山まで歩いて行き、また歩いて帰ってきたのですが、往復で3時間半くらいかかりました。代官山は家がとても綺麗ですし、本がたくさんあるカフェ(蔦屋書店カフェ)も見つけました。その感じも僕の好みのスタイルで、そこで1周まわってからホテルに帰ったのですが、そういったことが日本で絶対にやりたいことでした」と話し、早速日本を満喫できてご満悦な様子。
書店カフェにちなみ、本を読むのが好きなのかを聞かれると「そうでもありません(笑)」と正直にコメント。ウェブ漫画が原作となったドラマに出演していても、参考として見ることもないそうだ。また、最近はテレビを見ることはないが、幼い頃は「名探偵コナン」、「デスノート」、「ONE PIECE(ワンピース)」を見ていたと明かす。日本の好きな作品については「僕が好きな俳優の2人が出演している『花束みたいな恋をした』は大好きでたくさん見ました」とコメント。その作品に出ている菅田将暉とチョ・ビョンギュが似ているとファンの間でも話題になっていることから、歌の上手いところまで似ていると司会者に絶賛される。すると彼は「僕は(歌は)上手くないです」と首を横に振って謙遜な姿を見せるが、ドラマのOSTを歌ってほしいという司会者の言葉に会場からは大きな拍手が沸き起こった。実際、歌声は安定感がありドラマOSTもできるくらいの実力はあると思われるが、歌の練習について聞かれると、「友達とお酒を飲んで、カラオケで歌うくらいです(笑)」と恥ずかしそうにコメント。トーク中、歌は上手くないと謙遜して手でバツマークを見せたり、照れくさそうに笑ったりする姿に、会場からは「かわいい」という声が漏れていた。
2015年に俳優としてデビューした彼は、代表作以外にもたくさんの作品に出演していて100作は超えるという。印象に残っている作品や愛着のある役について、彼は「僕はいつも最新の作品に更新されます。なので今日は5月20日なのですが、10日前に『悪霊狩猟団: カウンターズ2』の撮影が終わったばかりなので、その作品が印象に残っています。撮影は本当に大変でした(笑)。撮影は10か月以上かかったので、共演者に愛情も湧いて関係も深まったので、僕にとって愛着のある作品になりました」と語った。
今後、挑戦してみたいジャンルについては「アクション以外ならなんでも良いです(笑)。アクションは見るのは好きだけど実際に自分がやるのは苦手なんです」と答えながらも、アクションではなるべく代役を使わずに演じるという。「今回『悪霊狩猟団: カウンターズ2』では思いっきりやって、思いっきり派手なアクションをやったのですが、韓国のいろんなところでぶら下がっていたと思います(笑)」と苦笑い。監督に代役を使わずにアクションをしたいと申し出るものの、撮影が終わってから家に帰るとそのことを後悔すると話していたが、「頑張った分、視聴者にも楽しんでもらえるのではないか」と期待を膨らませていた。アクションシーンについて、彼は「派手なアクションをしなければならなかった理由が、今回の悪霊はものすごく強いんです。死にそうでした(笑)」と大変だった撮影を振り返った。
続いて、ファンからの質問コーナーへ。「お酒癖は?」という質問について、彼は「スタッフがよく知っていると思うのですが、お酒は長く飲むのが好きです。だから、一緒に飲んでいる人たちを帰しません(笑)。みんなで手を繋いで誰一人も帰らせないことが酒癖です。でもこの酒癖があるということを、4日前に知りました(笑)」と明かした。
「どこからが浮気だと思う?」という質問には、「2人っきりでカフェに行っても構わないし、映画を観ても構わないです。お酒を飲みに行っても大丈夫です。でも、僕が大丈夫って言っても、彼女が嫌だって言ってくれる人が良いです(笑)」と正直に答え、ファンを笑わせていた。
続いて「日本のどこに行きたい? SNSの更新は?」という質問に、彼は「幼いときに『アイリス』というドラマを観たのですが、そこで秋田県が出てきます。なので、幼い頃から日本といえば秋田県なので、秋田に行くまでは何度も日本に来たいと思っています」と話し、SNSの更新については「新しいドラマが放送されたらアップするのではないかと思います。あまりセルカを撮らない方なので・・・」と伝えた。
「好きな人の誕生日をどのようにお祝いしますか?」については、「友達は少ない方なのですが、(特に仲良しの)友達が誕生日だったんです。なので、3人で僕の家でお酒を飲んだのですが、その時も友達を帰しませんでした(笑)。そんな風に僕はお祝いします」と話した。4月23日が彼の誕生日だったことから、その日について聞かれた彼は「その時はソウルのどこかでぶら下がっていたんじゃないかな(笑)」と答えて会場を笑わせる。ここでは、その時の撮影についての裏話もしてくれた。今回は一人でぶら下がるのではなく、3、4人でぶら下がるシーンがあるそうだ。その撮影では、ぶら下がる3、4人を引っ張るだけでも、スタッフが50人くらい必要だったという。劇中、ぶら下がっていることが多かったため、彼は「その撮影をすればダイエットをする必要はありません」と明かすが、「それがアクションの唯一の良い点です(笑)」と冗談も挟み、ファンを笑わせることも。
「演劇やミュージカルをすることはありますか?」という質問には、「(ミュージカルは)歌はいいとして、ダンスに自信がないんです(笑)」と消極的だったが、「演劇は好きなので、機会があれば必ずやってみたいです」と意欲的に語り、ファンの期待感を高めた。
最後は「クックカッカ(可愛く見せる愛嬌)をしてください」というファンからの要求に、「アクションより大変なものを見つけてしまいました(笑)」と照れながらも、「クックカッカ」とキュートにこなす。恥ずかしくてステージを去ろうとするが、そんな姿も含めてファンからは「かわいい」という声が飛び交った。
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