菊池桃子主演の真夜中ドラマ「婚活食堂」に、元超新星のソンモがレギュラー出演! 本作は、おでん屋「めぐみ食堂」の女将がおいしい料理とあたたかな助言で、常連客達の婚活を成功に導いていく、ハートウォーミングな縁結びグルメドラマ。劇中、ソンモはIT企業の経営者ユン・ソジュン役を演じている。放送日の前日に行われたインタビューでは、ドラマのタイトルにちなみ、どんな「〇〇活」をしたいか、最近占ってもらった占い結果や愛犬コイちゃんとのエピソードなどについて話してくれた。
Q 撮影初日の気持ちはいかがでしたか?
撮影が始まる前まで信じられませんでした。韓国でもドラマに出演させてもらうことは、難しいことじゃないですか。いつも僕は、「日本のドラマに出ることが夢です」と言っていたんだけど、それは本当に夢だったから、撮影が始まる前までマネージャーさんに何回も電話して、「本当に?」「できる?」「クビになってるんじゃない?」とか、いろいろ確認するくらい信じられませんでした。でも撮影が始まったら、なんか、緊張感とかいろいろなくなっていったんです。それは多分、監督さんやスタッフさん、共演者の方々がいろいろ手伝ってくれたおかげで、落ち着いた気持ちで撮影を始めることができたんじゃないかなって思いました。なので、みなさんに感謝しています。撮影がめっちゃ楽しかったんですよ。韓国でもドラマの経験があるんですけど、正直その時よりもめっちゃ楽しかったです。韓国はすごくバタバタしている感じがあるんですよね。日本も決まっている時間に撮ることができなくてバタバタしたことはあったんですけど、みんなのオーラとか気というか、雰囲気がバタバタした感じじゃなくて、とても明るくて、みんなで協力して力を合わせて、「じゃ、きょうは頑張って最後までやろう」って雰囲気だったから、めっちゃ楽しかったんです。このドラマは、ロケがたくさんあったりするものじゃなくて、食堂の中での話だから、みんなと休憩時間のときも普通にお店に来たみたいに桃子さんと話しをしたりしていました。撮影期間は短かったんですけど、すぐに打ち解ける感じがしました。
Q 撮影場所の「めぐみ食堂」での体験だったとは思いますが、韓国でもそういった雰囲気の場所はありますか?
はい、あります。最近は韓国がその日本の雰囲気に似ていると思います。日本にK-POPやドラマとか、韓国の文化を好きな人達がいるように、韓国でも日本の文化、食べ物が好きで、「めぐみ食堂」のような雰囲気が好きな人がめっちゃ増えてきています。いま日本に韓国人観光客が多いじゃないですか、空港でもホテルでもどこでも韓国人が多くて、そのくらい日本に興味を持っている韓国人がいっぱい増えているんだと思います。
Q 菊池桃子さんが演じた女将は、元人気占い師でした。今日の運勢など、気になるタイプですか?
実は来る前に見てもらいました。去年の12月くらいに占い師さんを紹介してもらって、なかなか予約が取れないところなんですけど、行ってきたんです。僕は去年まで大変なことや悪いことが1年に1回は絶対に起きていたんですけど、ジェジュンの知り合いに占うことができる人がいて、3年前くらいに「あと3年だけ苦労してね」って言われたことがあったんです。そう言われて、今年が4年目。だから、その時の言葉が気になって、占い師のところに行ったら、その方からも「今年の2月から悪い人生から良い人生に変わっていくよ」って言われたんです。特に4月22日からは完全にあなたの運命が変わる」って言われたんです。今年は1月にミュージカルをやって2月に「婚活食堂」のドラマの話が入ってきて、3月から撮影しました。2月に仕事の話しがいろいろ入ってきたんです。「婚活食堂」は4月15日から放送が始まるんですけど、4月22日は2話が放送される日ですし。その占い師がいるところは、ソウルのロッテタワーの近くにあって、生年月日と名前と僕の顔を見て占うものでした。僕の隣に神様がいて、神様が言っていることを僕に伝えている感じでした。その時は瞳が本当に変わっていました。「どこに行ってる?」って思うくらい。
Q 占ってもらう内容と似てきてしまうと思いますが、「めぐみ食堂」でどんなことを相談してみたいですか?
韓国側できている仕事と日本側できている仕事について相談したいです。ありがたいことなんですけど、どっちを選んだ方が良いのかって。実は日本のミュージカル出演と「婚活食堂」のために韓国のドラマは諦めてきたんです。これから、日本の仕事をしながら韓国の仕事をした方が良いのか、日本の仕事に集中したほうが良いのか、そういったことを相談したいですね。
Q ドラマでは占い師という特別な能力を持ったキャラクターが主人公ですが、実際にソンモさんに超能力があるとしたら、どんな能力がほしいですか?
僕は瞬間移動です。飛行機が苦手なので・・・。僕がいつもひとりで想像するのが、「僕はいまソウルで明日は東京に行くけど、東京まで瞬間移動ができるチケットがあるとしたら、そのチケットをどのくらいまでなら払えるかな」って、実際にできないことなのに考えちゃうんです(笑)。「このくらいの値段なら払える、このくらいなら迷うな・・・」とか(笑)。いろいろそんな変な想像をするくらい、飛行機が苦手だから、僕は一番欲しいのは瞬間移動です。
Q タイトルの「婚活食堂」にちなみ、ソンモさんなら「〇〇活」をしますか?
「日本語活」をしたいです。日本でミュージカルやドラマに出て、そこですごく勉強になったことがたくさんあります。いつも自分が使うような言葉じゃなくて、ミュージカルの志音(しおん)役の日本語は自分の口に合わなくて、苦労したこともありました。これからもいろんな役に挑戦してみたいですし、いろんなドラマにも出たいから、もっと日本語を上手くならないといけないなと思っているので、「日本語活」をしたいと思います。
Q 相談したり占ってもらうことで、人の言葉で自分の選択も変わることもあるのですが、ソンモさんの心を動かした、大切にしている言葉はありますか?
僕の昔の会社の社長が言ってくれた言葉なんですけど、僕の周りで大変な思いをしている人達を助けたり手伝ってあげたりしていたことがあったんですね。それを見た社長に「ソンモはスーパーマンじゃないよ」って言われたんです。「あなたはスーパーマンじゃないから、みんなを助けることはできない。自分から助けて」って。それを聞いた瞬間、誰かを助ける前に自分も大変なのに、「自分を助けられないで誰を助けられるの?」って思って、もっと自分を大事にして生きていきたいなって思いました。まずは自分の心から落ち着かせることが大切なんだと思いました。その社長さんは昔、消防官だったんです。だから、厳しい経験をしたことがある方なので、その言葉がもっと心に響いたんだと思います。その方も消防官をしていたとき、「スーパーマンじゃない」って思った瞬間があったそうなんです。「ソンモも自分と同じような人生を過ごしているから理解はできるけど、スーパーマンじゃないから自分から助けて」って言われて、とても衝撃的でした。
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