
韓国ドラマ市場でNetflixの存在感がますます強まっている。
近年、「イカゲーム」をはじめ、「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」、「今、私たちの学校は…」、「Sweet Home -俺と世界の絶望-」など世界的ヒット作を次々と生み出してきたNetflixは、韓国ドラマを語る上で欠かせない存在となった。一方で、同じグローバルOTTであるDisney+は、韓国市場で苦戦を強いられているとの見方が広がっている。
韓国のモバイルデータ分析サービス「モバイルインデックス」によると、4月の韓国OTT(月額動画配信サービス)の月間アクティブユーザー数(MAU)は、Netflixが1480万人で首位を記録した。続いてCoupang Playが910万人、TVINGが771万人、Wavveが390万人、Disney+が346万人だった。
Netflixは前月の1591万人からやや減少したものの、依然として唯一1000万人を超える利用者数を維持している。一方、Disney+は前月の378万人から減少しており、両者の差は依然として大きい。
もちろん、韓国市場でのスタート時期には違いがある。Netflixが2016年に韓国へ正式進出したのに対し、Disney+は2021年にサービスを開始した。しかし、ここ数年の韓国ドラマ市場を見る限り、Netflixが圧倒的な優位を築いていることは数字からも読み取れる。
Netflixは「イカゲーム」でエミー賞やゴールデングローブ賞など世界的な賞レースを席巻しただけでなく、多くの韓国オリジナル作品をグローバルヒットへと押し上げてきた。最近では新作韓国ドラマが公開されるたびにNetflixグローバルランキング上位に名を連ねることも珍しくなくなっている。
一方のDisney+も、「ムービング」や「殺し屋たちの店」など高い評価を受けた作品を生み出してきた。しかし、ヒット作の継続性や作品供給の量という点では、Netflixとの差を指摘する声が少なくない。
韓国では「見たい作品がある時だけ契約するサービス」という印象を持つ利用者もいる。話題作を視聴した後、次の注目作品まで期間が空いてしまうため、契約を継続する理由を見つけにくいという声もある。利用料金の負担を考えれば、NetflixとDisney+の両方を契約するより、作品数や更新頻度の多いNetflixを選ぶ視聴者が増えるのも自然な流れだろう。
さらにDisney+は、期待作を巡る予期せぬ問題にも直面している。
キム・スヒョン主演の「ノックオフ」は、主演俳優を巡る騒動の影響で公開が延期された。また、「21世紀の大君夫人」は歴史歪曲(わいきょく)論争に巻き込まれ、放送前から厳しい視線を集めた。大型作品に相次いで逆風が吹いたことも、Disney+にとっては大きな痛手となった。
一方で、反撃材料がないわけではない。

世界的なヒットを記録した「ムービング」、そして「殺し屋たちの店」は新シーズンの制作が進められている。また、シン・ミナとチュ・ジフンが出演する「再婚承認を要求します」、スジとキム・ソンホが共演する「幻惑の恋」など、話題性の高い新作も控えている。
特に「再婚承認を要求します」は世界的人気を誇るウェブ小説・ウェブトゥーン原作として期待が高く、「幻惑の恋」も人気俳優同士の共演作として注目を集めている。これらの作品が国内だけでなく海外でも話題を広げられるかが、今後のDisney+にとって重要なポイントになりそうだ。
韓国ドラマ市場では、作品同士だけでなく、配信プラットフォーム同士の競争も激しさを増している。Netflixの独走は今後も続くのか。それともDisney+が大型作品を武器に巻き返しを見せるのか。
韓国ドラマファンにとっては、新作ドラマのヒットだけでなく、その作品がどのプラットフォームから生まれるのかにも注目すべき時代を迎えている。
WOW!Korea提供






