何よりキム・ドギとして数多くのサブキャラプレイを披露して劇を導いたイ・ジェフンに感謝を示したイ監督は「『カット!』と『アクション!』の合間にもずっとキム・ドギだった。それだけ緊張を維持して集中しているという意味」として「模範タクシーシリーズをリードする主人公として責任感と真剣な姿勢が感じられた」と話した。
続いてイ監督は「読むと面白いが、実際に行うのは難しいシーンをイ・ジェフン俳優が活かしてくれることが多かった。そのたびにモニターの後ろからうめき声が聞こえてきた。とてもカッコ良くてみんなが息をのんで見ていると、OKサインと一緒にうめき声が聞こえるのだ。『どうやってこれを生かすか?』と尋ねると、秘密めいた微笑をたたえるだけだった」と話した。
またイ・ジェフンがアクションシーンを情熱的に演じ切ったのはもちろんのこと、感情表現も完ぺきに演じ切って、まさに「キム・ドギそのもの」だったと振り返った。イ監督は「『どんな人生を送ったらそんな演技ができるのか?』と尋ねると、シックに『模範タクシーが私をこのように作った』と答えるのを見ると、本当に夜になると模範タクシーを運転して復讐の代行をしているのではないかと思う。また、全てにおいて真剣に見えるかと思うと、意外な瞬間に何の意味もないようなアドリブを上手に飛ばしているのを見ながら、とても柔軟だと考えたりした」と感謝した。