「後列左からソン・ギユン(Ba/23)、ホ・ミン(Dr/17)、キム・ヒョンユル(Gt/23)
前列左からオム・テミン(Vo&Gt/21)、福嶌崇人(ふくしま・しゅうと/Vo/19)」
TBS×韓国放送局SBSグループ×FNC ENTERTAINMENTによる日韓合同大型バンドオーディション「THE IDOL BAND:BOY’S BATTLE」が幕を閉じ、ついにデビューグループが決定した。総勢54名の参加者のなかから選ばれたのは、オム・テミン(Vo&Gt/21)、福嶌崇人(ふくしま・しゅうと/Vo/19)、キム・ヒョンユル(Gt/23)、ソン・ギユン(Ba/23)、ホ・ミン(Dr/17)の5人からなる「Hi-Fi Un!corn」。プロ顔負けの実力と愛くるしいビジュアルを兼ね備え、アイドルバンドにふさわしい5人に早くも大きな期待が寄せられている。これからのバンド界を盛り上げてくれるであろうフレッシュなHi-Fi Un!cornに個別インタビューを行った。
Q.約9カ月にわたるオーディションお疲れさまでした。そして、デビューおめでとうございます。デビューが決まった今の心境を教えてください。
ソン・ギユン(以下、ギユン):まだぎこちない部分もあり、ちゃんと頑張らなくちゃいけないというプレッシャーも少しありますが、夢を成し遂げられたという気持ちが大きいです。
キム・ヒョンユル(以下、ヒョンユル):デビューが決まってうれしいのですが、それよりも「これからがスタートなんだ!」という気持ちのほうが大きいです。これから大変なこともあると思いますが、メンバーと一緒に頑張りたいと思います。優勝できたことはとてもうれしいです。
オム・テミン(以下、テミン):すぐには信じられず、なかなか実感が湧きませんでした。数日経って、こうやって来日したりすることでジワジワと実感が湧いてきました。これから頑張らなくちゃいけないという責任感も感じますし、色んな感情が入り混じっていますが、優勝できて本当にうれしいです。
福嶌崇人(以下、崇人):デビューが決まった時はすごくうれしかったのですが、正直実感があまり湧きませんでした。それと同時にこれからがスタートだとも思いましたし、頑張っていかなければいけないという思いも強くなりました。
ホ・ミン(以下、ミン):優勝できるとは思っていなかったので、本当にうれしかったです。同時にこれからもっと頑張らなくちゃいけないなと思いました。
Q.オーディションを振り返ってみて、長かったですか?あっという間でしたか?
崇人:僕はあっという間に感じました。このオーディション番組が始まると聞いたときは、他の国の方たちと会話したり、仲良くなったりと、同じチームでやっていけるのかなという不安もありました。でも、その不安をキレイにかき消してくれるぐらい良い人たちに出会えて、1日1日があっという間に過ぎていきました。(番組が終わったことで)脱落してしまった人にはなかなか会えなくなったり、5カ月間一緒に暮らしていた日本人メンバーとも会えなくなるので、そういう面では寂しさも感じますが、優勝した分誰よりも頑張らないといけないなと思っています。
Q.一緒に頑張ってきた仲間やプロデューサーの方々などたくさんの出会いがあったと思いますが、1番影響を受けた方はいらっしゃいますか?
テミン:まずは、第1~3ラウンドでプロデュースをしてくださったイ・ホンギ(FTISLAND)さんです。最初のキャスティング戦で僕の声を認めてくれた方で、ボーカルとしての指導だけでなく、人前での立ち振る舞いや自分の初心をどうやって守っていくのかということも教えてくださいました。自分にとってホンギさんはメンターのような存在です。
そして何より、僕たちを優勝に導いてくださったジョン・ヨンファ(CNBLUE)さんです。優勝が決まった当日に「優勝が決まった今の情熱や興奮した気持ちを忘れずに走っていこう」というメッセージをくださったのですが、それがすごく心に残っています。優勝できたことに満足するのではなく、もっと上を目指して頑張っていこうという意味が込められた言葉だったので、その言葉を心に刻んで、デビューしてからももっと頑張ろうと思いました。
崇人:1人目はジョン・ヨンファさんです。第1ラウンド、セミファイナル、ファイナルとご一緒させていただいて、韓国語が全く話せなかった僕にやさしく日本語で教えてくださったり、たくさんのアドバイスをいただきました。ファイナルの準備期間中に僕が悩んでいた時も話を聞いてくださって、自信をつけてくださいました。プロデューサーというより家族のように温かい存在で、ヨンファさんは僕の目標でもあります。
もう1人は、第2ラウンドで一緒だったヨム・ウジンくんです。練習期間中、ウジンくんの家に泊まって、レコーディングや編曲作業をするなど、一緒に過ごす時間がとても長かったです。その中で自然と韓国語を話す機会が増え、徐々に韓国語を話せるようになったんだと思います。ウジンくんのご家族もとても良くしてくださって、言語の違う国で生活していくことに不安もありましたが、ウジンくんと過ごしてから楽しみに変わっていきました。本当に大好きです。第3ラウンド以降は違うグループでしたが、「何か悩んでることはない?」とこまめに連絡をくれて、本当のお兄ちゃんのように可愛がってくれました。ファイナルの時も会場に来てくれていて、デビューが決まった後すぐ抱きしめてくれて「かっこよかったよ!」と言ってくれました。(話している最中、涙目になっていく崇人にメンバーが慌ててティッシュを差し出す場面も)
ミン:僕は崇人ヒョンです。
テミン:崇人、泣く準備しないと(笑)
ミン:全ラウンドで崇人ヒョンと一緒だったのですが、言語も違う異国の地で歌わなければいけないというのは本当に大変なことだったと思います。そんな中でも一生懸命頑張っている姿を見て、僕ももっと頑張ろうと思えました。
崇人:(ミンくんを抱きしめながら)고마워(=ありがとう)~!知っている人がずっと一緒だったのは僕にとっても心強かったです。支えになりました。
(2ページに続く)