初回放送では、スペインに来たことがあるというクォン・ユルがリード。英語での会話も難なくこなし、空港到着から30分で予約していたレンタカーをピックアップするなど順調そのものだった。ところが、車に荷物を入れ、いざ出発しようとしたところ、チェ・ウォニョンがかけていたサングラスがないと言い始め、みんなで大捜索。結局、車に入れた荷物の中から出てきたというオチだったが、プチハプニングを経て、最初のキャンプ地へと出発した。
途中でスーパーに立ち寄り、食材の買い出しも終え、キャンプ場へと到着すると、さっそくテントを組み立て、夕飯作り。初日の夜はインスタントラーメン、蒸したじゃがいも、サンファ茶(韓国の伝統茶)という韓国料理だった。そういえば、前シーズンも初日の夜はインスタントラーメンだったし、愛妻の手作りおかずを持参していたが、今回もチェ・ウォニョンが、妻シム・イヨンが数日かけて作ったという10種類のおかずを持参していた。韓国人は、特に男性は外国に行っても、韓国料理が欠かせないというのはこれまでもさまざまなバラエティで証明済みだが、今回も早々にそのようなシーンが出てきた。
そうして初日が過ぎ、翌日サグラダ・ファミリアへ向かったメンバーたち。写真を撮りまくり、楽しさを満喫していたが、事前予約がないと入れないということを知り、途方に暮れる…というところで初回放送が終了した。続きが気になる展開だし、今回の旅は天候に恵まれず(⁉)、テントの外は大雪だったという日も。スペインは暖かいと聞いていたそうだが、実際は違っていて、メンバーたちが冗談交じりにこの番組の副題は「その年の冬、バルセロナは寒かった」だと笑っていたが、これがいい伏線となっているようだ。
初回放送の視聴率は5.1%(ニールセンコリア調べ、全国基準)を記録し、好スタートを切ったスペイン編。前作のスイス・イタリア編は、人気ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」と放送時間が重なってしまった1~3話は3.6~3.7%だったが、ドラマが終了したとたん、4話からは5.6%と一気に上昇。最終回は5.1%で終了している。
よって、ほぼ同じ視聴率であることから、出演者が変わろうとも「テントの外はヨーロッパ」の固定ファンがある程度ついていることが分かる。もともとは「ユ・クイズ ON THE BLOCK」の充電期間、その穴を埋めるスポット的な位置付けの番組として始まったのが、すっかりブランド化したと言えるだろう。
すでに、前作のスイス・イタリア編に出演したユ・ヘジン、チン・ソンギュ、パク・ジファン、ユン・ギュンサンの4人が再集結し、シーズン3となるノルウェー編の制作も報じられた。今後もまだまだ行っていないヨーロッパの国々があるため、シーズンが量産されそうな勢いだが、まずはシーズン2のスペイン編での実力派俳優たちのドタバタ旅に注目だ。
WOW!Korea提供