「取材レポ」YENA(チェ・イェナ) 明るく元気はつらつとした姿でファンを魅了「日本でいっぱい、いっぱい活動します!」

YENAの日本語と韓国語が混じったテンポの良いトークを終えてからは、2曲目に。彼女は「私の2ndアルバム『SMARTPHONE』の収録曲です。一緒に楽しんでください。声が出せないから、首を振ってください」と曲紹介し「Lxxk 2 U」のステージへ。疾走感溢れるロックサウンドに、伸びやかな歌声を響かせた。
衣装を着替えてからは、BTSの「Dynamite」とSEVENTEENの「VERY NICE」のカバーダンスを披露し、エネルギッシュでかっこいいパフォーマンスで会場を沸かした。
イベントの後半は、チェックインを済ませたファンとパーティーを楽しむ「Jigumiとのお茶会」というコーナーへ。ここでは、YENAがいくつかのミッションに成功したらJigumiにプレゼントが与えられるというゲームが行われた。彼女は「絶対頑張ります」とガッツポーズで気合い十分。
「FOOD、MUSIC、CAMERA」の3つのテーマが表示され、最初に「MUSIC」をセレクト。ここでのゲームは短めに流れる曲を聴いて、その曲のダンスパフォーマンスを披露できたらミッション成功。あまりにも短い音に、彼女は「おならの音みたい(笑)」とファンを笑わせつつ、何回か聴いてから「友達の曲! 昨日も一緒に遊びました(IZ*ONE出身で現在LE SSERAFIMのメンバーとして活躍しているチェウォン)」と話し、LE SSERAFIMの「FEARLESS」を完璧に披露してミッション成功。


2問目も難しいと言いながらも、彼女がロールモデルとしている少女時代の「Into The New World」、3問目の2PM「My House」を軽やかに踊ってすべてクリア。ファンへのプレゼントとして、「Love War」のBE’OのラップパートをYENAバージョンにして披露し、ファンを喜ばせた。

続いて「FOOD」というテーマでは、ドリンクを飲んで飲み物の名前を当てるというミッション。一口飲んで、目をキョロキョロさせたり、苦い表情を見せたりと、コロコロ変わる表情にファンは釘付け。5個中3個当てればミッションクリアということで、ぎりぎり3つを当ててミッションクリア。プレゼントとして、Jigumiへの“ハート5種セット”を披露することになったYENAは、指ハートや顔ハート、親指と小指で作る小さなハートなど、さまざまなハートを見せてファンに愛を届けた。
最後の「CAMERA」というテーマでは、「輪投げゲーム」に挑戦。なかなか輪が入らないことにしびれを切らしたYENA。ステージの上の方を見ながら「あー!」と言って、司会者が他のほうを見るように仕向け、その間に輪を2つ入れて成功させてミッションをクリア。多少ズルをしたものの、YENAとJigumiとの集合写真を撮るというプレゼントが与えられた。
笑いが絶えないゲームコーナーが終わると、カバー曲を準備してくれたという彼女はOfficial髭男dismの「Pretender」を披露。音楽に合わせて頭を揺らし、「君は綺麗だ」と歌うパートで手を客席に手を伸ばし、感情豊かな歌声を響かせた。彼女は「Jigumiはとっても綺麗だから、(この曲を)めちゃくちゃしたかった」と選曲理由についても語った。



楽しい時間はあっという間に過ぎ、イベントも終盤へ。YENAは「やばくない? はやくないですか?」と残念がり、最後に彼女は「Jigumi、今日は幸せでしたか? 今はJigumiたちの声が聞けないのはさみしいですけど、これからはたくさんみなさんに会いに来るので楽しみにしてください。いつも愛をくださってありがとうございます。もっとみなさんを幸せにしますから。日本の活動も一生懸命頑張ります」と指ハートを見せ、再会を約束。
そして最後の曲紹介へ。彼女は「めっちゃくちゃかわいい表情がポイントだから、楽しんでください」と伝え、「ありがとうございます!」と言って小走りで一度ステージからはけると、映像が流れ始めた。映像には、ファンに対する手紙を日本語で伝える姿が収められていた。
「To Jigumiたち アンニョン 私はYENAだよ。もうデビューして1周年になってこうして一人でファンミーティングを開いて本当に偉い。Jigumiも1歳の誕生日おめでとう。今日、私のステージを見て、倒れちゃダメだよ。いくら私がかっこよくても無理はしないでね。Jigumiの健康が私にとって一番だからね。私を見て、Jigumiが本当に幸せになってほしい。一生懸命準備したから一緒に良い思い出を作っていこうね。そして、世界のすべてのJigumiたちに会えるまでYENAは止まらないからね。だから、来られなかったJigumiたちもあまり寂しがらないでね。わかった? 私が世界でJigumiを一番愛しているよ」

そして、「日本語上手じゃないからめちゃくちゃすみません」と謝りながら、最後に「大好きだよ」と投げキッスをして締めくくられると、ステージに黒のうさぎ耳の帽子を被ったYENAが登場し、「SMARTPHONE」を披露。曲の途中、吹雪の映像が流れる中、映画「Love Letter」の名セリフ「お元気ですか~?」という台詞で笑いを入れつつ、ユーモア溢れるステージで会場に集まったファンを楽しませた。

アンコールでは、ファンへの真心と愛が込められた「Before Anyone Else」を披露。柔らかで幻想的なサウンドとYENAの甘いボーカルが溶け合い、心地良いサウンドに乗せてゆらゆらとペンライトが左右に揺れた。
歌い終わると、ファンと別れたくない思いから、なかなかステージを去ることができないでいるYENA。少しずつ進みながらも「今日は一緒に時間を過ごすことができて幸せでした。いっぱい、いっぱい日本でも活動をしますから、期待してくださいね。本当に、チンチャ優しいです。Jigumiは優しいです。行かないといけない・・・。本当に来てくれてありがとうございます」と伝えたい気持ちをすべて言い尽くすように日本語で伝えた。そして、ステージそでまで辿り着くと、名残惜しい表情を浮かべ、くるくる回りながら「バイバイ」と言ってステージを去って行き、最後までファンを楽しませてくれた。YENAの明るくて元気な魅力が凝縮されたファンミーティングは、大盛況のうちに幕を閉じた。

取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)

2023.03.02