チャウヌは「駆魔を素材にした作品をたくさん探してみたり、監督やナムギル兄さんと話をした。だがヨハンは以前の司祭キャラクターたちとは違うと思った。監督と話しながら作っていくキャラクターが一番重要だと思い、監督とたくさん話をした」とキャラクター構築のための努力を伝えた。
「アイランド」はチャウヌの初ジャンル物でありアクションに挑戦した作品でもある。約3ヶ月ほどの間、チャウヌは時間ができる度に武術監督を訪ねて練習した。ヨハンが使う剣と長さが同じおもちゃの棒を受け取ると家でも練習に熱中した。当然負傷も伴った。練習の時は安全だったが、現場ではそうはいかない。撮影現場が山で傾斜が良くないうえ、砂利が多い場所だった。ヨハンが転がると石が刺さったりもしたが、チャウヌは「元気に無事に終えた」と満足げに話した。
「アクションならではの醍醐味が本当にあると思う。初めてアクションに挑戦する作品だったこともあり、この作品がやりたかったし、ヨハンというキャラクターをやってみたいという思いもあった。(撮影が)終わって振り返った時、とても楽しかったし、得たものも、学んだことも多い作品だった」と話した。
CGが多いファンタジーアクションであるだけに、見えないものを見せるように演技しなければならない困難もあった。 チャウヌは「簡単ではなかった。CGとして出てくるのは恐ろしい情炎鬼だが、現場で撮影する時は、スタッフの方々が緑色の服を着ていたり、オレンジのボールが浮いていたりした。それでも撮影する時は没頭して楽しくできた」と話した。
このような努力にもチャウヌは「やればやるほど、とても難しかった。点数をつけるより謙虚に受け止めて、もっと僕が頑張ってうまく表現すればいいと思う。何よりも心から臨むことが一番重要だと思う」として「アイランド」に臨んだ自身の演技に点数をつけることをためらった。
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