そこでクム・ミョンセはシン・ハルを訪ねて「珍しい事件がまた発生した」と登山路殺人事件を説明したが、シン・ハルはこれを拒否した。そこでクム・ミョンセはシン・ハルが最も喜ぶ「脳の寄贈」を条件に脳神経科学チームに復帰させた。
シン・ハルはキム・ジュニョンが30分ごとに「私はなぜここにいるのですか?」など同じ質問を繰り返すのを見て彼の脳に異常があることを感知して脳のMRIを行った。検査の結果、キム・ジュニョンは以前の脳損傷による出血のために「前向性健忘症(新しい記憶を生み出せない希少脳疾患)」であり、17歳以降の時間が止まっている状態であることが明らかになった。
シン・ハルは「記憶障害のため、5年間外に出なかった患者が速やかに殺人し、証拠を隠して自白する?本当に可能だと思うか?」と疑問を表わした。この時クム・ミョンセは自白を覆す証拠がないと嘆きながら、シン・ハルに「匂い」に関する話をした。これにヒントを得たシン・ハルは目撃者を召喚して臭いに関する催眠捜査を行った。
この日のエンディングでは、催眠捜査を見ていたシン・ハルとクム・ミョンセが目撃者の陳述から犯人が弟のキム・ホヨンであることを確実視する場面が盛り込まれた。プールの更衣室で血まみれのナイフを取り出すキム・ホヨンと、「プールの匂い…手の甲に傷」というクム・ミョンセ、「犯人は弟キム・ホヨンだ」というシン・ハルが意味ありそうな眼差しを交わす姿が交差しながら、事件の事情に対する好奇心を高めた。