ファン・ジョンミンとヒョンビン、カン・ギヨンの初共演、映画「私たちの生涯最高の瞬間」「提報者 ES細胞捏造事件」「リトル・フォレスト 春夏秋冬」のイム・スルレ監督の新作として注目を集める映画「交渉」が、韓国とヨルダン現地を行き来した撮影ビハインドを公開した。
「交渉」は、最悪の拉致事件でタリバンの人質となった韓国人を救うためアフガニスタンに向かった外交官と、現地の国家情報院要員の交渉作戦を描いた映画だ。
「交渉」は韓国映画として初めて、アフガニスタンを物語の背景に繰り広げる。アフガニスタンは、これまで韓国映画では扱ってこなかったエキゾチックで見知らぬ混沌の地だ。
「空と地の間に自分しか居ない感じ」と、映画の中で「デシク」(ヒョンビン扮)が言うように、荒涼とした独特の広大さと美しさを持つアフガニスタンの風景が、見る人の感嘆を呼び起こすとみられる。
これはコロナパンデミックの初期、海外ロケ撮影という"不可能なミッション"を果たした制作陣の孤軍奮闘があってこそできたことだ。リアリティーを最優先するイム・スルレ監督だが、入国自体が不可能なアフガニスタンでの現地撮影は出来なかった。そこでアフガニスタンに最も似ている風景や撮影のインフラなどさまざまな条件を満たす地域を探さなければならず、その結果、「アラビアのロレンス」「オデッセイ」「スター・ウォーズ」などの撮影地だったワディ・ラム砂漠と、アフガニスタンに似た地域があるヨルダンを現地ロケーション地に決めた。
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