年末に入って今年の韓国ドラマを振り返る時期になった。昨年、私のベストワンは『赤い袖先』であったが、今年はどんなドラマを上位にピックアップしただろうか。5位から1位まで順に紹介していきたい。
画像＝tvN
多彩なドラマが揃った
●5位／『アンナラスマナラ －魔法の旋律－』
(Netflix／全6話／脚本＝キム・ミンジョン／演出＝キム・ソンユン)
出演者(役名)／チ・チャンウク(リウル)、チェ・ソンウン(ユン・アイ)、ファン・イニョプ(ナ・イルドゥン)
〔評価〕俳優としてオールマイティなチ・チャンウクがミュージカルスターとしての本領を発揮した。ストーリーもミステリアスで凝っているし、謎の魔術師の正体も興味深かった。
●4位／『その年、私たちは』
(SBS／全16話／脚本＝イ・ナウン／演出＝キム・ユンジン)
出演者(役名)／チェ・ウシク(チェ・ウン)、キム・ダミ(クク・ヨンス)、キム・ソンチョル(キム・ジウン)
〔評価〕チェ・ウシクの自然体の演技が好感を呼んだ。高校同級生の主人公2人の別れと再会のプロセスが美しくて透明感があった。愛を語り合う名シーンも素晴らしかった。
●3位／『私たちのブルース』
(tvN／全20話／脚本＝ノ・ヒギョン／演出＝キム・ギュテ)
出演者(役名)／イ・ビョンホン(イ・ドンソク)、シン・ミナ(ミン・ソナ)、ハン・ジミン(イ・ヨンオク)、イ・ジョンウン(チョン・ウニ)
〔評価〕人生の深みを感じさせる内容が抜群。済州島(チェジュド)を舞台に繰り広げられるオムニバス形式の物語は、どれも珠玉の出来ばえでノ・ヒギョンの脚本が最高級だった。
ベスト2は双璧だった
●2位／『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
(ENA／全16話／脚本＝ムン・ジウォン／演出＝ユ・インシク)
出演者(役名)／パク・ウンビン(ウ・ヨンウ)、カン・テオ(イ・ジュノ)、カン・ギオン(チョン・ミョンソク)
〔評価〕今年の韓国ドラマの中で一番の話題作。パク・ウンビンが演じたウ・ヨンウのキャラは愛らしくてユニークで才能抜群。とても魅力的だった。新人弁護士として次々に裁判で活躍する姿に喝采を送りたかった。
●1位／『二十五、二十一』
(tvN／全16話／脚本＝クォン・ドウン／演出＝チョン・ジヒョン)
出演者(役名)／キム・テリ(ナ・ヒド)、ナム・ジュヒョク(ペク・イジン)、キム・ジヨン＝ボナ(コ・ユリム)
〔評価〕女子高校生を演じたキム・テリの天才的な演技に圧倒された。ナム・ジュヒョクも抒情的な演技がとても良かった。各話の終わりに究極的な名場面があって、作品の完成度が高かった。今年一番心を震わせられるドラマであった。
文＝康 熙奉（カン・ヒボン）
