韓国のゲーム開発会社NCSOFTが、K-POPグローバルプラットフォーム「UNIVERSE」の売却を進めている。
リリースして2年も経っていないが、経済の不確実性が高まると投資が必要な新事業を整理して本業であるゲーム事業に集中するための動きと見られている。
29日、IT業界によると、NCSOFTはUNIVERSEをカカオエンターテインメント傘下のSTARSHIPエンターテインメントに売却する案でカカオエンタ側と議論を進めているという。
UNIVERSEは、NCSOFTが子会社「クラブ」を通じて昨年1月にリリースされたサービスで、クラブはNCSOFTのキム・テクジン代表の弟キム・テクホン首席副社長が率いている。
UNIVERSEの利用者は、プラットフォームを通じてアーティストが掲載したものや最新の情報を確認し、プライベートメッセージ機能を通じてアーティストとコミュニケーションを図ることができる。
現在、UNIVERSEには「IVE」、「MONSTA X」、カンダニエルなど多くのアーティストが活動しており、アプリの世界累積ダウンロード数は2400万件で韓国以外の国での利用率は89%となる。
HYBE傘下WEVERSE COMPANYの「Weverse」とSMエンタテインメントの系列会社DEAR Uの「Bubble」に続く後発であふれる野心でリリースしたが、占有率争いでライバルから遅れる形となり、事業売却に至ったと分析されている。
ただ、NCSOFTの関係者はこの件に関して「決まったことは何もない」と述べている。
WOW!Korea提供