※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
youtube動画:「わずか1000ウォンの弁護士」メイキング
窃盗未遂の汚名を着せられたミョンホ(キム・チョルユン)の裁判が始まった。ミョンホは酔った人を支えてスリ扱いされたのだ。ミョンホはジフンに弁護を依頼し、ジフンは裁判で合意できない証拠を紹介して驚かせた。ジフンが証拠として出した箱は、空箱だった。これについてジフンは「何が入っているのか。ご覧の通り、何も入っていない」と言うと、続けて「無罪の証拠となるものは一つもない。無罪の証拠がないので有罪だと思ったら、有罪を推定しているのであり、被告が前科4犯だといっても誰も彼の有罪を推定してはいけないということだ」と主張。
ジフンは箱をマリに渡して「被告人が有罪だという証拠を出してほしい。証拠がなく、被告人が財布を盗んだという証人の証言だけだ」と言った。そしてミョンホにどうして手をけがしたのかと聞いた。ミョンホは「足を洗おうとしていたのだが、誰も信じてくれないので自分の手を石でたたきつけた」と答えた。
するとマリは「事実関係を確認できない」と言うと、ミョンホは「自分でやっていないのに、何を認めるっていうんだ。さっきから人を罪人扱いしながら、この裁判は何をしようとしているんだ」と訴えた。そして「私は本当にやっていないのに、ここに座っている心情をあんたたちに分かるのか。あんたたちの目にはどうせクズ前科者としか映っていないんだろ」と叫んだ。
ジフンはミョンホを落ち着かせてから、証人を呼んで目を閉じるように言うと、ミョンホにスリをするよう指示した。そしてジフンは「被告人は前科4犯であり、現場で未遂犯として捕まったのは初めてではないか。被告人はプロ中のプロで、酒に酔った証人を相手に盗みをはたらいて捕まるなんておかしくないか」と言った。しかしマリはミョンホに懲役5年を求刑すべきだと主張。ジフンは陪審員に「我々の法は合理的な疑いがないほど確実に有罪を立証するよう検事に要求している。疑わしい時は被告人の利益として被告人に有利にするように。これが刑事法の原則だからだ」と訴えた。
続けて「疑わしい時はなぜ被告人に有利にしなければならないのかというと、法は罪を犯した人を処罰するのも大事だが、罪を犯していない人を処罰しないことのほうがはるかに大事だからだ。この原則はいつか一番大事な瞬間に一番大事な人を守ってくれるはずだ」と言うと、陪審員たちの満場一致でミョンホは釈放された。
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