SF9が日本デビュー5周年を迎え、約3年ぶりの来日イベント『SF9 JAPAN FANMEETING 2022“HANABI”』を開催。8月2日の横浜、4日の大阪の2日間で計4公演を行い、韓国ではじめて音楽番組で1位を獲得した「Good Guy」の日本語バージョンや、7月にリリースした韓国最新曲「SCREAM」など全曲日本初パフォーマンスの楽曲と、楽しいトークでファンを喜ばせた。
SF9はヨンビン、インソン、ジェユン、ダウォン、ジュホ、ロウン、ユテヤン、フィヨン、チャニから成る9人組韓国ダンスボーイズグループ。ヨンビンとインソンが入隊中のため、今回は7人での来日となった。ここでは、8月2日の神奈川県民ホール・昼公演の模様をレポートする。
ファンミーティングは、ライブパートからスタート。披露された楽曲は、すべてコロナ禍で来日できなかった間にリリースされたもので、全曲が日本初パフォーマンスとなる。冒頭の「Tear Drop -Japanese ver.-」と「Good Guy -Japanese ver.-」は、日本デビュー5周年を記念して6月29日にリリースされた初のベストアルバム『THE BEST ~Dear Fantasy~』の収録曲。この2曲は9人でレコーディングされた『THE BEST ~Dear Fantasy~』と同じバージョンではなく、入隊中のヨンビン・インソンのパートを別メンバーが歌うという、7人バージョンで披露された。彼らの代表曲「Good Guy -Japanese ver.-」には会場のファンも歓喜の様相で、歓声代わりに振るペンライトに一層の力がこもっていた。
「みんな元気ですか?」と客席に呼びかけると、「久しぶりに来ました。来られなかった3年分の情熱をお見せします!」と意気揚々のユテヤンと、「久しぶりでドキドキしています。皆さんの“すきぴ”になりたい!」というダウォン。日本語が得意な2人がトークをリードする。この夏の新曲「SCREAM」と「OK OK」をパフォーマンスすると、活動に参加できなかったロウンが「最高! 夏らしくてステキな曲。ここが気に入っています」といってダンスを実演すると、ジェユンが「次はロウンくんも一緒に、7人でカッコいいSF9をお見せしましょう」と力強く宣言した。ライブパートの最後は7人が横一列に並びバラード曲「Love Again」を熱唱。ファンのペンライトの光りが彼らの歌と呼応した。
トークコーナーでは、今年日本デビュー5周年を迎えるSF9の5年間を過去の映像と写真で振り返った。過去のライブを振り返るコーナーでは、日本デビュー前、2016年のNEOZ時代の初来日パフォーマンス映像が流されると、メンバーたちは「恥ずかしい!」と悶絶。末っ子のチャニは「僕がロボットに変身するという振付の『Jungle Game』という曲は、今はサビついたロボットになりそう」と組体操のような難易度の高いパフォーマンスに言及すると、「もっとシンプルなロボットにしないと」とロウンがツッコむ。日韓のデビュー曲「Fanfare」の映像を見ると「本当に一生懸命駆け抜けてきたな~」としみじみするジェユン。「先輩たちの背中を見て夢見てきた日本デビューができたのが信じられなかった」とユテヤンも日本デビューを振り返った。韓国での「Tear Drop」のライブ映像で「衣装がセクシーだ」と指摘されたユテヤンが、「哀しみを表現するためにお腹が見える衣装に。これからも見せますね」というと各席から大きな拍手が上がり、ジェユンも「僕はテヤンくんの衣装、好きです!」と称賛した。
写真コーナーでは、過去のアーティスト写真を見ながら5年間のビジュアル変化や、メンバーの成長ぶりを振り返った。個人アーティスト写真を振り返る場面では、ヨンビンとダウォンの写真がクローズアップされた。入隊中のリーダー、ヨンビンの過去のアーティスト写真がクローズアップされると、ロウンが「『マンマミーア!』のミントカラーのヘアが一番いいですね」というと、ジェユンが「実は、僕がミントヘアになるはずだったんです。でも美容室の手違いで、彼がやるはずだったピンクと逆になってしまったんです」と告白。これにはジュホが「知らなかった!」と驚愕。ジェユンは「2人だけの秘密だったから」と言って会場を笑わせた。またダウォンからは「入隊中のヨンビンさんとは毎日連絡を取っています。みんなに会いたいみたい」という嬉しい近況報告も。同じく入隊中のインソンについては、「インソンくんはムードメーカーだから、いないと雰囲気が重くなります。恋しいです」というダウォンに、フィヨンは「恋しいけれど、耐えなければ」と返す。ユテヤンは「2人のためにできることは、帰ってこられる場所を守ることです」と言って、会場から大きな拍手を集めた。
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