参考人として出廷したソンチョルは、演劇俳優出身らしく見事な陳述で「クムガンATM」のオ社長(シン・ヒョンジョン)を攻めた。依頼人をはじめ、同じチームのミヌも信じられない状況はヨンウをさらに混乱させた。ヨンウの活躍で「クムガンATM」に販売禁止仮処分決定が下されたが、なぜか気が楽にならなかった。ヨンウは「どうして真実から目を背けるのですか。訴訟だけ勝つ有能な弁護士になりたいのですか。それとも真実を明らかにする素晴らしい弁護士になりたいですか」と書かれた「クムガンATM」のオ社長からの手紙を受け取って衝撃を受けた。
目が覚めたヨンウはミヌにも手紙を見せ、仮処分執行取り消し申請をすると言った。するとミヌはいつまで真実だのうそだのと言っているのかと言い、「参考人の証言、コーチしたんでしょう?参考人の話が事実だと思ったの?違うと思ったから本当っぽく聞こえるように助けたんじゃないか。それが“権謀術数”だ」ときっぱり言った。続けて「依頼人を信じることにしたなら、最後まで信じろ。弁護士が依頼人に守るべき礼儀だ」と言い、ヨンウをさらに揺るがした。
そして訴訟は予想できない展開を迎えた。「クムガンATM」が、「イファATM」より1年も前に製品を生産して倒産した「リーダースATM」の証拠を見つけたのだ。結果がひっくり返っても依頼人のドゥヨンは笑った。「仮処分が下りた時に銀行と供給契約を大部分終えた」と意気揚々と言うので、ヨンウはぼうっとしてしまった。ヨンウは自分が「イファATM」が法を利用するように助けたという事実に苦しんだ。その上、「イファATM」が契約を独占するためにうその行動をしたということを知っていても勝ちたくて自分自身をだましていたことを認め、うなだれた。さらにジュノ(カン・テオ)に「恥ずかしいです」と言って自分を責めながら涙を流した。
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