キャラクターに対する好感度もドラマの人気につながっている。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」は毎週水曜日と木曜日の午後9時に編成され、7日に4話が放送されたが、まだウ・ヨンウを差別したり卑下する「悪役」がない。彼女を尊重して応援し、彼女と同じ視線で見ていく劇中のキャラクターたちがドラマの好感度を高めている。最初はウ・ヨンウの入社に反対したが、ウ・ヨンウがつらい時にはそばで力になってくれる弁護士のチョン・ミョンソク(カン・ギヨン)が代表的だ。あたたかいキャラクターたちがドラマのヒーリングポイントを作っているが、それ以上に現社会で自閉スペクトラム症を持つ人物に会った時、どのように行動し接するべきかという「正しい例」を見せている。
制作費が約200億ウォンと知られているが、ドラマのクオリティもそれだけ高い。特にウ・ヨンウが好きな「クジラ」が登場する時は雄大なCGが加わり、ドラマの完成度を高めたと評価されている。
ウ・ヨンウを演じるパク・ウンビンの演技も欠かすことができない成功の要素だ。JTBC「青春時代」、SBS「ストーブリーグ」、KBS2「恋慕」に続いて「おかしな弁護士ウ・ヨンウ」で再び大きな挑戦に臨んだパク・ウンビンは、自閉スペクトラム症を繊細で愛らしく描き出して彼女独自のキャラクターに完成させた。
チョン・ドクヒョン文化評論家は「『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は台本、演出、演技の3拍子を成す基本が充実した作品」として「法廷ドラマ自体が刺激的だが、このドラマは正反対に善良なドラマだ。強い刺激よりは感動ポイントがあるヒューマンドラマだという点が視聴者を引き込んだ」と分析した。