約3年ぶりにソン・スンヒョン(元FTISLAND)が来日。除隊後、初となる単独ファンミーティング「SONG SEUNG HYUN FANMEETING 2022 <Now With You>」を6月18日(土)に東京・こくみん共済 coopホールで開催した。2019年にFTISLANDを離れ、俳優・歌手として新たなスタートを切ったソン・スンヒョンを応援しようと、会場には多くのファンが駆けつけた。
オープニング映像のあと、少し緊張した様子のソン・スンヒョンがステージに登場し、まずは1曲披露。「お久しぶりです!」とうれしそうな笑顔をみせ、ファンに手を振るよう促したり、「拍手ください!」とおねだりしたり、茶目っ気は健在。「軍隊に行って、元気に戻ってきました。お会いできてうれしいです!」と、日本のファンとの再会を喜んだ。
客席との近さに驚きつつ、初めて1人でステージに立つことにとても緊張していると話すスンヒョン。3年ぶりとは思えない流ちょうな日本語にMCが驚くと、「入隊中も日本にいる友達と電話したりして、ずっと日本語を勉強していたのでベラベラです(笑)」と、会場の笑いを誘った。
ここからは開演前にファンから募った質問に答えるQ&Aコーナー。日本の思い出で印象に残っていることを聞かれたスンヒョンは「FTISLANDがインディーズのとき、みんなで集まって、ギター弾いて、曲作ったり、作詞したりしてるときが1番幸せだったと思います。当時の音楽をたまに聴くんですが『生きてる』って感じがするし、そのときの記憶が1番残っています」と、感慨深げに話した。
MCから「ミナリさんは元気ですか?」と聞かれると、「最近SNSにツーショット写真をあげました。ミナリはめっちゃ忙しいんですよね。お父さんだから(笑)」と、ミナリの近況報告を楽しそうに話すスンヒョン。さらに、今年の誕生日に何が欲しいかという質問には「今日もらいました。今日みなさんに会えたことが最高のプレゼントだと思います」と、ファンの顔をしっかり見ながら答え、ファンからも大きな拍手が送られた。
続いて、入隊中にお母さんのことを想って作ったという楽曲「어머니」を披露。ピンクやオレンジのライトに照らされた温かい雰囲気のなか、スンヒョンのやさしい歌声が会場に響き渡った。「この曲は作りながら泣いてしまいました。入隊中はお母さんとお父さんに会いたくなるんです。『僕のことを立派に育ててくれた恩を、今から僕がお返しします』という意味を歌詞に込めました。僕のお母さんはとても愛に溢れた人なので、僕もみなさんに愛をお届けできたらと思います」と、曲に込められた想いを語った。
MCもいい曲ですねと絶賛するなか、「1つだけいいですか?」とスンヒョン。「軍隊に入る前の訓練所にいる期間は携帯禁止なので、家族に電話できるチャンスが公衆電話で1分ぐらいしかないんです。そのチャンスが僕に来た時は、呼び出し音が鳴ってるときから『お母さんの声聞いたら、絶対泣いちゃう!』って思ってたんです。でも、お母さん、電話に出なかったんです(笑)」と、感動モードから一転、会場が笑いに包まれた。
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