その中でも天才外科医として登場したソ・ジソブの繊細な演技は、手術シーンのリアルさを最大限生かした。ソ・ジソブが描いたハン・イハンの素早い手さばき、状況の変化に対処する判断力と行動力は、実際の医者を見るようだった。また、心臓の模型なども精密さに神経を使って視聴者が本物の心臓だと勘違するほどで、緊迫感を加える感覚的なカメラウォーキングとスピード感も印象的だった。
実際に「ドクター弁護士」の手術シーンにはいつもドラマの医学諮問を引き受けた専門医が待機していた。実際に数多くの手術経験を持った専門医がまず状況を見せ、俳優たちはこれを見て可能な限り近い状況で撮影を進めたという。ソ・ジソブも先駆けて手術シーンの難しさについて語り、「気になるたびに(専門家に)聞いて練習した」と明らかにした。
医学ドラマで手術シーンをどれほどリアルに盛り込むかは非常に重要がが、「ドクター弁護士」の俳優および制作陣はこの重要な課題を成功的に導いた。そしてこれは、今後手術シーンに劣らず精密さが求められる法廷ドラマのシーンにも大きな期待を加えさせた。
一方、MBC金土ドラマ「ドクター弁護士」は、毎週金曜日と土曜日の夜9時50分から韓国で放送される。