また、ブローカーの旅を追いかける刑事スジンに扮した女優ペ・ドゥナは、映画「空気人形」以来、是枝監督と2度目の作品ということで関心をひきつける。「何年か前、ペ・ドゥナに4~5枚分量のプロットを渡した」と、再会のきっかけを明らかにした是枝監督は、「ペ・ドゥナは、演技だけですべて表わせない繊細な間隔を満たすことに関して、天才的だ」として、絶賛を惜しまず、彼らの2度目の呼吸に好奇心を誘う。
それだけでなく、ベイビー・ボックスに赤ちゃんを置いて行った理由も、帰ってきた理由も分からない母親ソヨン役のイ・ジウン(IU)については、「『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』を見て、彼女にどっぷりハマった。限りなく節制された演技を、ドラマ全編にわたってできるということが、とても驚くべきことだった」とし、スジンを信じてついていく後輩イ刑事に扮したイ・ジュヨンについては、「注目する20代の女優をたくさん見てみた。その中で『梨泰院クラス』、『春の夢』で見せた彼女の演技が印象的だった」として、キャスティングを決めた背景を伝えて、幅広い世代の俳優を通じて完成された『ベイビー・ブローカー』だけのアンサンブルに期待を高めさせる。このように主演俳優に対するキャスティングストーリーを公開した同作は、熱を含んだストーリーの中で、それぞれ違った個性を持ったキャラクターの光るシナジーで、観客を魅了するだろう。
力があるストーリーテリングと、繊細な演出で全世界を惹きつけてきた是枝監督の新作であり、世代を跳び越えた韓国を代表する俳優との出会い、深みあるメッセージと余韻で期待を高める映画「ベイビー・ブローカー」は、韓国で6月8日公開予定だ。
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