“主演女優かぶり”問題、SBS側「私たちは今日から」の5月編成を強行…本当につらいのはイム・スヒャンだけ?

 

また、別の月火ドラマ候補だった「なぜオ・スジェなのか」もやはり、新型コロナウイルス等の理由で撮影スケジュールが円滑に進まず、放送時期に合わせられなくなったためだ。これに結局、やむを得ずOTTで放送予定だった「私たちは今日から」を、5月初めに緊急編成した。

問題は、イム・スヒャンが5月27日からスタートするMBC新金土ドラマ「ドクター・ロイヤー」のヒロインとしても出演するという点だ。SBSよりはるかに先に編成時期を確定したMBCは、助演でもない主演女優が同時期に重なるという初めて直面する状況を容認しにくいとし、不快な立場を表わした。

MBCは当時、「SBSの悩ましい編成状況を勘案しても、商道徳を大きく外れた決定だ」とし、「SBSと制作会社グループエイトが相互協議のもと、今からでも事態を正してパートナーシップを回復するように願う」と批判していた。

その反面SBSは、他のテレビ局のドラマ編成、主演女優が重なる事態を知らなかったという立場だ。「制作会社の事情で編成がやむをえず変わった」としながら、「放送曜日や時間、作品の素材がまったく異なるために問題はないだろう」とした。

SBS側は12日、編成強行およびMBCとの議論進行の有無と関連してメディアに、「MBCとの重なる編成に関連した追加の立場は別にない」とし、「MBC側がSBSに追加連絡をしたという事項もない」と伝えた。

編成確定を知ったMBC関係者は、「5月9日に編成が予定されているのは分かったが、この日に公式確定したという事実は一歩遅れて分かった」として、「SBSから連絡はない。商道徳に外れた行動にはなはだ遺憾ながら、現在では法的、システム的に措置できる方案はない」と落胆したようすだ。

続けて、「関連して追加的に出す立場はまだない」としつつも、「今後の広報活動、放送過程で主演女優のイム・スヒャンだけ堪え難い立ち位置になるようで、残念なだけだ」ともつけ加えた。

WOW!Korea提供

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2022.04.12