初回放送では、3人のジャッジによる“ジャッジ・ショー”で幕を開けた後、世界の大会で大活躍している、そうそうたる実力者たちが揃う8組のクルーが、あいさつ代わりの華々しいパフォーマンスを披露しながら登場。スタジオには観客も入っており、声は出せないものの、熱気を帯びている様子は伝わってきた。
まずは、第1ラウンドの「トーナメントバトル」が開幕。1回戦は1対1のエースバトル、2回戦は3対3のバトル、決勝戦は5対5のバトルが展開され、第1ラウンドの優勝クルーには優勝賞金1000万ウォンか脱落免除権の好きな方が与えられる。勝敗は、ジャッジ3人が1票ずつ、観客(99人の多数決投票)の1票、クルー(バトルに参加していないクルーの多数決投票)の1票、合計5票により勝者が決定される。
この日は、トーナメント1回戦の模様が公開されたが、各クルーのエース対決とあって、目がくぎ付けになる見応えのあるバトルが展開されたし、それぞれがどんなチームなのかを垣間見ることができた。甲乙つけがたく、パク・ジェボムが「(どちらかを選ぶのが)ものすごく難しいです。もう、降板しようかな」と冗談を飛ばしながら頭を抱え、結局PDに相談した結果、「棄権」を選択するバトルもあったほどだ。
また、現在コロナ禍での収録のため、2クルーのエースがコロナ感染で急遽欠席となり、メンバー交代をしてエース対決に臨むクルーもあるなど、始まりから予定調和にはいかず、今後もさまざまなドラマが生まれそうだ。
一回戦の雰囲気は、一触即発のピリつく緊張感というより、バトルが終わった後、ダンサーたちがお互いを称え、ハグをするなど清々しい戦いという印象だった。ただ、次回以降は因縁の対決もあるようだ。2回戦に進んだ「JINJO CREW」対「FLOWXL」。元々「JINJO CREW」にいたメンバーが脱退し、「FLOWXL」に移籍したため、戦友から敵として対面することになったのだ。“スウパ”でいうところの「HolyBang」と「CocaNButter」だ。このときも、「HolyBang」を脱退したRiHey が、「CocaNButter」のリーダーとして登場し、最初の頃はバチバチとした因縁の対決構図があったので、「SHOWDOWN」ではどのような演出がされるのか、見どころの一つでもある。
なお、初回の視聴率は1.7%(ニールセンコリア調べ)を記録。“スウパ”は初回0.8%で、自己最高視聴率(第8話)は2.9%だったので、まずまずの滑り出しといったところか。初回放送後には早くも、“第2のスウパになるか”と報じるところもあり、注目度は高い。
WOW!Korea提供