#3. 歴代級スケール「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」…BTSと最先端技術の相乗効果
BTSは「BANG BANG CON The Live」以来4ヶ月ぶりとなる2020年10月、「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」で戻ってきた。新型コロナのファンデミックが続く状況でもBTSは再び挑戦した。
「ただひとつ(ONE)だけのオンラインエディション(ONline Edition)公演」という意味の「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」では、BTSだけが見せることができるパフォーマンスを最高のクオリティで実現するために4つの大型ステージが設けられた。「BANGBANG CON The Live」より8倍多い製作費が投入され、増強現実(AR)と拡張現実(XR)など最先端技術が融合されたこの公演には、オンライン公演が実現できる最もダイナミックな演出が総動員された。
観客は、それぞれ異なる4つの大型公演会場で繰り広げられる公演を観覧する気分を感じるとともに、先端技術が融合された舞台を4K/HDの高画質で鑑賞し、実際の公演会場にいるようなリアル感を体感することができた。「BANG BANG CON The Live」に続いてマルチビューストリーミングも提供され、観客は各自が望む画面をリアルタイムで選択して公演を観覧し、BTSは華やかで雄大なコンサートで全世界のファンをひとつに集めた。2日間、全世界191ヶ国/地域で合計99万3,000人が「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」を観覧した。
「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」は歴代級の規模にとどまらなかった。より多くの観客が公演を楽しむために「ディレイストリーミング」(前日公演再放送ストリーミングサービス)が提供され、日本では映画館で公演を観覧できる「ライブビューイング」が行われた。
#4. 感動の対面コンサート!画竜点晴「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」シリーズ
BTSは昨年10月、新しいツアーシリーズ「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」の幕を上げた。スタートはオンラインコンサートだった。「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」以来約1年ぶりに準備されたコンサートで、公演タイトルを「Permission to Dance」に定めただけに「ダンスは思い通りに、許可なく思いっきりしてもいい」というコンサートの中核メッセージを全世界に広めた。
「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」は昨年11月末~12月上旬、米国ロサンゼルスで開催された「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LA」を経て、10日に行われる「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE – SEOUL」につながる。
「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」と「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LA」は、オンラインとオフラインのコンサートそれぞれのメリットを最大化し、物足りなさは最小化した「ハイブリッド」公演の頂点を見せた。
「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」のツアーシリーズでは、大型スタジアムコンサートの壮大な規模と鮮やかな臨場感をそっくり伝えるために大型LED画面が設置された。対面公演を望んだが新型コロナのファンデミック状況でやむを得ずオンラインストリーミングで行われた「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」では、スタジアム公演会場の膨大なステージセットを画面でも体験できるようにした。
また、新たに導入された「Visual Effect View(VEV)」サービスは、オンライン公演で行われた観客の物足りなさを充分に癒した。VEVは、VJソース、歌詞グラフィック、中継効果などが組み合わされた画面を通じて、実際の会場でしか見られないLEDの中の効果がオンライン送出画面にもそっくり実装されるという技術だ。
続いて2年ぶりの対面コンサートだった「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LA」で大型LEDは観客と呼吸を共にする公演の醍醐味を生かすのに大きな役割を果たした。BTSと観客たちのエネルギーが爆発した「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LA」は、「Permission to Dance」の歌詞が現実となる夢のような瞬間だった。
BTSは10日と12~13日、ソウル蚕室(チャムシル)総合運動場主競技場で行われる「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - SEOUL」をまたひとつの感動の瞬間にする予定だ。2019年10月の「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF' [THE FINAL]」以降約2年半ぶりにソウルで開催される対面コンサートであるだけに、ステージの演出と構成は公演を観客に最も効果的に伝えるのに焦点を合わせた。大型LEDは一味違ったデザインで製作され、曲ごとに差別化したシーンを作り出す見通しだ。
「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - SEOUL」も前回の公演と同様にオンラインライブストリーミングをはじめ、様々な形式でコンサートを楽しめるように準備された。公演会場を直接訪れることができない全世界のファンのために、初日(3月10日)と最後の日(3月13日)の公演はWeverseでもライブストリーミングで配信され、12日の公演は「ライブビューイング」を通じて全世界に生中継される予定だ。また、ファンが公演の思い出を長く保つための多様な公式商品に出会えるストアも開設された。
BTSは今回の「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - SEOUL」を通じてオン・オフライン同時公演の真髄を見せる万全の準備を終えた。