初期の曲に耳を傾け翻訳しながらあらためて驚いたのは、この本がその後、大ブレークし世界的トップスターに駆け上がるBTSの本質を突いた予言書であるということだ。(「訳者あとがき」より)
【目次】
Ⅰ 社会のために
Ⅱ 自分の夢のために
Ⅲ 青春のために
Ⅳ 芸術のために
【著者プロフィール】
チャ・ミンジュ
韓国で生まれ育つ。輝きながらも声を発することのない現象やモノ、人々に対して関心や愛情を抱き、文章を書きはじめる。哲学とデザイン学、美学、経営学に興味をもち、文学と美術、音楽と建築をはじめ、さまざまな実用芸術を愛している。弘益大学でオンラインでのイメージを利用したコミュニケーションに関する論文で美術学博士号を取得。西洋哲学者たちの理論をオタク文化で解釈し、オタク文化の価値と意味を熟考した努力の結晶である『オタクと哲学者たち』を2021年に出版。今後もオタク文化に対する偏見を正し、哲学の大衆観点からオタク文化の価値を伝えるために努力していきたいと思っている。
【訳者プロフィール】
桑畑 優香
翻訳家、ライター。早稲田大学第一文学部卒業。延世大学語学堂、ソウル大学政治学科で学ぶ。「ニュースステーション」のディレクターを経てフリーに。多くの媒体に韓国エンターテインメント関連記事を寄稿。主な翻訳書に『BTSを読む』(柏書房)、『BTSとARMY』(イースト・プレス)、『BTS オン・ザ・ロード』(玄光社)、『家にいるのに家に帰りたい』『それぞれのうしろ姿』(辰巳出版)ほか多数。
【書誌情報】
書名:『BTSを哲学する』
定価:1,650円(税込)
判型:46判
体裁:並製
頁数:192頁
ISBN:978-4-7612-7598-3
発行日:2022年3月9日