「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.190「『海街チャチャチャ』の余韻が続く」

ロケ地に行きたい

晩秋になると、夏のあの熱情が懐かしくなる。
確かに、『海街チャチャチャ』にはあふれるほどの熱情があった。それは、コンジンという海辺の町が風光明媚であったからであり、キム・ソンホとシン・ミナの主役カップルが魅力的だったからだ。さらに、2人を取り巻く共演者たちの面々がとても多彩さで本当に印象が良かった。
そうしたすべてのことがドラマを大いに盛り上げていた。
まもなく今年を振り返る時期になるが、2021年に見た韓国ドラマの中でも『海街チャチャチャ』は特別な輝きを持っている。何よりも、あのクライマックスを何度でも見たくて仕方がないほどだ。

今はコロナ禍の影響で気安く韓国に行けないけれど、もし海外旅行に行けるようになったら、『海街チャチャチャ』のロケ地に行って、あの刺身食堂で美味しいものを食べたり、歯科医院の前で記念撮影をしてみたい。そう思っている人が多いのではないだろうか。
そんな気持ちがあるかぎり、『海街チャチャチャ』の余韻は決して消えないだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

2021.11.20