スケールが大きい
やがて大人になったピョンガン王女は刺客に生まれ変わっていて、自分の父親である国王の命を狙おうとする。そんな彼女はオン・ダルと再会し、2人は力を合わせて新しい人生を切り開こうとしていく。
そういうストーリーが前半で描かれる。
それにしても、ピョンガン王女に扮したキム・ソヒョンの演技がとてもいい。彼女は意志の強い王女の役を生き生きと演じきっている。
また、オン・ダルを演じているナ・イヌも、実直な役を柔軟にこなし、ドラマを凛々しく彩っている。
まだ放送が始まったばかりの『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』ではあるが、序盤からスケールが大きい歴史が展開されていて、内容が本当に面白い。
記憶喪失になったピョンガン王女がどのように記憶を取り戻して強い王女になっていくのか。その彼女をオン・ダルがどう支えていくのか。
そのあたりが見どころであり、キム・ソヒョンとナ・イヌのこれからの演技に大いに期待したい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)