禁じられた愛
物語のメインテーマは、「国王が宮女を愛することができるのか。また、宮女は国王を愛していいのか」ということ。
本来なら、国王と宮女では身分が違いすぎて対等な恋愛にならないのだが、そこは生身の男と女であり、熱き情熱が「不可能」を「可能」にすることもありうる。そういう局面の中で、国王と宮女は愛に生きる勇気を得ていくわけであり、禁じられた愛をジュノとイ・セヨンがどのように演じていくかがドラマの焦点になっていくだろう。
他の共演陣も強力だ。特に、正祖と関係が深い祖父の英祖(ヨンジョ)を重鎮俳優のイ・ドクファが演じている。
ジュノが重ねて感謝を述べているとおり、イ・ドクファは本当に撮影でいろいろと助けてくれたようだ。
スタッフにも恵まれて、『袖の赤い裾口』は内容が充実したドラマになりそうだ。それだけに、ジュノに対する期待もますます高まっている。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)