「MCND」の2人の登場シーンは短かったが、全くオンエアされない人もいることを考えると、しっかりグループの紹介VTRも流れたので、十分なアピールにはなっただろう。「MCND」は「SHINHWA」のアンディ、エリックをはじめ、「TEENTOP」、「UP10TION」らが所属するTOPメディアから2020年にデビューした新人ボーイズグループだ。
しかも、WINはことし2月から4月まで放送された「高等ラッパー4」(Mnet)に本名のパン・ジュニョクとして出演。当時、他のラッパーたちもざわつくほどのイケメンで、ビジュアルNo.1と話題になっていた。これまで「高等ラッパー」シリーズにもマーク(NCT)、ソヌ(THE BOYZ)、フィヨン(SF9)らが出演しているが、アイドルラッパーが「高等ラッパー」と「SHOW ME THE MONEY」の両方出るパターンはWINが初めてだろう。それだけでも、ラップにかける想い、気概を感じる。
グループではリーダーのCASTLE Jと末っ子のWIN。第1次予選はプロデューサーCODE KUNSTの審査を受け、共に合格。抱き合って喜び合った2人が、第2次予選に上がってきた。まずはCASTLE Jが挑戦したが、途中で詰まってしまうような場面もあり、「FAIL」が4つ出てしまい、脱落。
控室に戻ったCASTLE Jは、次のWINがステージに上がると、「僕の分まで頑張ってくれることを願っている」と祈るように見ていたが、WINにも「FAIL」ボタンが次々と押され、4つ出たところで炎の中に沈んでいった。やはり、アイドルラッパーたちにとって、第2次予選の壁はまだまだ高いようだ。
CASTLE Jは控室に戻ってきたWINに「お疲れ」と声をかけ、「残念だね。でも、よくやったよ」と自分にも言い聞かせるように複雑な感情を見せていたが、勇気のある清々しい挑戦だった。「MCND」は10月9日(土)にオンラインコンサート「2021 MCND ON:LIVE [GEM SPACE]」を大盛況で終えたばかりであり、グループとしても今後の活躍がますます楽しみだ。
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