2017 年からウェブドラマを中心に活動し、今年に入ってからは地上波ドラマにも出演。2019 年韓国で大ヒットとなった学 園ドラマ「偶然見つけたハル」ではドラマの舞台となる漫画の主人公役を演じ、完璧なルックスとスタイルで確かな存在 感を証明。
その人気で広告モデルのオファーが殺到しているという。
また次回作として韓国で来年放送予定の新ドラマ 「天気が良ければ訪ねて行きます(原題)」への出演も決定。 そんな注目の若手俳優キム・ヨンデのインタビューをいち早く日本の皆様にお届けします。
ドラマ「偶然見つけたハル」について
Q. 「偶然見つけたハル」の放送が終了しました。クランクインから最終回放送まで全てを終えていかがですか?
最後の撮影時には実感が無かったのですが、撮影が終わり打ち上げまで終わってからやっと実感が沸いてきました。特 に打ち上げが終わってからは撮影現場に行かないので、“ああ、終わったんだな”と実感が沸いて残念な気持ちでし た。共演したみんなと会えないのも残念ですし、今もみんなに会いたいです。
Q. キム・ヨンデとオ・ナムジュの共通点は?
僕とナムジュが似ている部分はたった2%です。僕は初対面の方から「冷たそう」、「少し不愛想に見える」と言われるこ とがあるのですが、実際の僕はドファ(イ・ドファ/劇中の登場人物)のようです。なので、僕とナムジュの似ている点と言 えばたまに見え隠れする「無邪気で少し間抜けな部分」だと思っています。
俳優キム・ヨンデについて
Q. 元々“ウェブドラマ界のプリンス”と言われるなどたくさんの作品に出演・活躍をされていましたが、2019 年に入って からは地上波ドラマにも続けて出演したことでより一層注目が集まっていると思います。この1年間で自分自身の演技 や演技への姿勢に変化はありましたか?
今まではどちらかと言うと僕が主体的にやっていたというより、(演技を)初めたばかりでしたし全てが不思議で不慣れだ ったので、流れるままに動いていた部分がありました。しかし今回の作品では監督が「演じる時は真心を込めてこそ視 聴者の皆さんにも伝わるし、それが“通じる演技”だ」とおっしゃってくださいました。なので、今までがどうであれ今この 場に立っているのは俳優キム・ヨンデで、今この場に立ちたいと思っている人がどれだけたくさんいるだろうかと考え、 感謝の気持ちを持って慎重に真心を込めて臨まねばと思いました。
Q. これから新たに挑戦したいキャラクターはありますか?
特にこういうキャラクターを演じたいというのはありませんが、アクションもしてみたいですしロマコメもやってみたいです。 ノワールのような男の世界を描くジャンルにも関心があります。
Q. 尊敬している先輩、またはロールモデルはいますか?
ロールモデルは特にいませんが、僕は演技というのはその人の内面が大きく作用すると思っています。そういう部分で 僕はユ・ヘジンさんをすごく尊敬しています。ユ・ヘジンさんは多様なジャンルの作品で色んな役柄を演じられています が、演技を見ていると「あ、本当に良い人が演技をしている」と見て感じることができます。ユ・ヘジンさんの演技から滲 み出るそういう部分をすごく尊敬していますし、僕もまたそういう俳優になりたいと思っています。
Q. 俳優キム・ヨンデの 2020 年の抱負を聞かせてください。
2020 年の抱負というよりも、1 年後であれ 2 年後、10 年後であれ、健康で健全な自尊心を持った俳優になりたいです。 今まで俳優として活動しながら、健全で正しい自尊心を持たなければならないとたくさん感じました。誰かよりも優れて いる、誰かよりも成功している、そういうことからやってくる優越感ではなく、また作品がヒットしたことによる一時的な満 足からの自尊心でもなく、1 年後、2 年後、10 年後、たとえ僕がどんな姿であっても僕自身をはっきりと描き出して一貫 性のある信頼できる自尊心を持った俳優になり、多様な姿で様々な演技をお見せしたいというのが僕のこれからの抱 負です。
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