MBCが、バラエティ番組「覆面歌王」を事実上無断盗用した中国の製作社を相手に法的な対応に出た。
18日、MBCによると、MBC上海支社は中国版「覆面歌王」を作った製作社を相手に収益金請求訴訟を進行中だ。中国版「覆面歌王」の製作によって発生した収益金を支払ってもらっていないという理由からだ。
中国版「覆面歌王」を作った製作社は、MBCと2015年5月に「覆面歌王」のフォーマット輸出関連の契約をして同年7月に中国の江蘇衛星テレビで「蒙面歌王」というタイトルで放送を始めた。
契約では、MBCに放送で発生した収益金を支給しなければならなかったが、中国の製作社は2016年に起こった「韓流制限領」のために送金が不可能だという理由で精算を延ばしてきた。
中国の製作社はその後も「覆面歌王」のフォーマットとタイトルを一部修正した創作番組だと主張し、収益金の支給をしていないというのがMBCの説明だ。
中国放送界の国内放送盗作は、2016年の中韓関係悪化以来数10件にのぼるほどに深刻だ。韓国は万が一ありうる報復が恐ろしく積極的に抗議してこなかったからだ。
キム・ヒョンチョルMBC上海支社長は、「世界的にコンテンツIP(知的財産権)確保と保護が一番重要な話題になる時期」としながら、「韓流コンテンツ、一歩進んでグローバルコンテンツ生態系のためにも誤った部分は敢然と正す努力が切実な時だ」と強調した。