「インタビュー」俳優パク・ヒョンシク、“テヒョン(防弾少年団V)は、僕が愛されて可愛がられたものをそっくりあげたいほど可愛い弟”

写真提供=UAA

 

韓国初の国民参加裁判を題材にした映画「陪審員たち」には、8人の陪審員たちが登場する。1番のユン・グリム(ペク・スジャン)、2番のヤン・チュンオク(キム・ミギョン)、3番のチョ・ジンシク(ユン・ギョンホ)、4番のピョン・サンミ(ソ・ジョンヨン)、5番のチェ・ヨンジェ(チョ・ハンチョル)、6番のチャン・キベク(キム・ホンパ)、7番のオ・スジョン(チョ・スヒャン)、最後に合流する8番目の陪審員クォン・ナム(パク・ヒョンシク)まで。

パク・ヒョンシクは、初々しい初恋の感情が隅々まであふれるようなあだち充のマンガ「H2」の主人公の少年と瓜二つだ。彼には無垢な少年の表情がある。純粋でキラキラしたまなざしで純情そのものを表現する。今回スクリーンの中に入ってきたパク・ヒョンシクは、放棄ということを知らず「適当に」できない青年実業家で8番目の陪審員のクォン・ナムとして観客と向き合う。韓国で15日の公開を前にソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェでパク・ヒョンシクに会った。

Q.完成した映画を見た感想はどうでしたか?
パク・ヒョンシク: 初めての映画なので緊張しときめく思いで見ました。技術試写の時に初めに見ましたが、他の方はどう見るのかも知りたく、僕がうまく出来たのか、映画はどのようにできたのかと冷汗まで流しながらそわそわした様子で見ました。映画は良かったです。観客の立場ではとても面白く見ました。僕の口で言うのは何ですが(笑い)。

Q.ホ・ジノ監督の中編映画「Two Lights: Relúmĭno」(2017)を見ながらスクリーンに長く登場すれば良いだろうという気がしました。
パク・ヒョンシク: ホ・ジノ監督と作業するのが本当に不思議でした。僕にこんな光栄なことが…. ハン・ジミン先輩と息を合わせたこともとても良かったし、内容自体もとても暖かくてヒーリングできる時間でした。撮影期間が長くありませんでしたが本当に幸せでした。撮影当時は寒かったですが、春の日のような作品で記憶に残っています。

Q.今回の作品が商業映画としては初デビューです。シナリオをもらって一番ひかれた点はどこでしたか?
パク・ヒョンシク: 陪審員たちそれぞれの性格がとても現実的で面白かったです。周囲にいそうな人々でした。僕も夢中でシナリオを読みました。とても面白かったし、後ではじいんとして胸が詰ったようで…. 全然予想できませんでした。本当に性格が合わないような平凡な人々が、結局は判事の前でひとつになった心で話す時、本当に良かったです。

Q.「陪審員たち」を見る前までは、シドニー・ルメットの「十二人の怒れる男」(1957)がすぐに思い浮かびました。ところが実際にふたを開けてみると、韓国で最初の国民参加裁判をテーマにして、まだ陪審員についてよくわからない我が国(韓国)の文化で扱われる一味違った雰囲気でした。
パク・ヒョンシク: 監督もその映画があるということを当然知っていました。でもその作品がモチーフではないということがすぐに感じられました。その作品を参考にはしなかったし、僕たちが顔を突き合わせて右往左往しながら…. その感じが良かったし、よく似あっていたと思います。

Q.KBSドラマ「SUITS/スーツ」では天才弁護士役でしたが、今回の作品に役に立ちましたか?例えば、他の俳優に法律用語を説明するとか。
パク・ヒョンシク: 僕が尋ねることはありましたが、みんさんよくご存じでした(笑い)。それでも満足だったのは僕が理解できるということでした。判事が今後裁判がこのように進行されるといいますが、それがどうなることなのかが聞き取れました。あの時は覚えるために苦労しましたが、こんないいこともあるんだな、と思いました。でも知っているそぶりをしてはいけませんでした。クォン・ナムは何も知らないという設定なので分かっても分からない振りをしました(笑い)。

Q.ご自身が演じた8番目の陪審員クォン・ナムという人物をどのように理解しましたか?
パク・ヒョンシク: 最初めに監督が要求したのは「何もしないように」でした。研究もせず、勉強もしないように。監督とふたりでソウルメートのように一緒に考えました。実は撮影する時は感覚が分からなくて、こんなふうに撮っても良いのか心配でしたが、映画を見ると理解できました。ナムというキャラクター自体は、選択する時もある目的や個人的な自分なりの考えでするのではなくて、本当に純粋な心で決断します。だから、僕がある目的で言葉や行動をするとその意味が曖昧になってしまうかもしれない、別の意味に受け取られる可能性もあるという気がしました。

Q.映画を見て一番印象的なセリフを選ぶとしたら、クォン・ナムの「嫌です」です。
パク・ヒョンシク: 本当に誰も想像できなかった言葉です。突然その場で…. 実は最初は理解できませんでした。誰かが何か提議した時に「嫌です」と言えば、相手にどうして嫌なのかをはっきりと説明しなければならなりませんが、そこでストップです。個人的にはとても息苦しかったです。監督が僕を説得しました。それでもとても難しかったです。監督は僕に「本物の男」での赤ちゃん兵士のそのままの状況と姿を望みました。監督に「果してそれが演技でできるかわかりません」と答えました(笑い)。ドラマでCEO、王、天才弁護士のようなキャラクターをしてきましたが、27歳の平凡な男性を演じようとすると、我知らず力が入ってしまったようです。力を抜く作業をとてもたくさんしました。

(2ページに続く)

・パク・ヒョンシク、入隊を控えて一生懸命に仕事…SBS「アラフォー息子の成長日記」最年少ゲスト出演

・「インタビュー」パク・ヒョンシク、”首都防衛司令部への志願は、「本物の男」がきっかけ”

・パク・ヒョンシク、6月に軍入隊控えて率直な心情伝える「イム・シワン、時間がすぐ過ぎるとアドバイス」

・「インタビュー」パク・ヒョンシク、”今見ても恥ずかしくて歴史の中から消してしまいたい演技がある”

2019.05.12