「インタビュー」俳優パク・ヒョンシク、“テヒョン(防弾少年団V)は、僕が愛されて可愛がられたものをそっくりあげたいほど可愛い弟”

写真提供=UAA

 

Q.少年の顔が見られます。すれてなくてキラキラした無垢な眼差しが特にそう感じます。あだち充のマンガ「H2」の主人公が思い浮かびます。見たことはありますか?
パク・ヒョンシク: いまだに物心がついていないからそうなんでしょうか(笑い)?あ、そのマンガは見ていません。

Q.望んだからと言って簡単に作り出すことができる眼差しではありません。軍隊に行って来てもこの眼差しは変わらないでほしいという個人的な希望があります。
パク・ヒョンシク: あまり世間慣れしてほしくないという意味でしょうか(笑い)?このように言ってくださってとても感謝ではありますが、僕がいつまで「何も分かりません」という顔をすることができるかは自らも疑問ではあります。

Q.これまでMBCバラエティ番組「本物の男」の「赤ちゃん兵士」とあなたを呼ぶ人が多いです。歌手でも俳優でもない人間パク・ヒョンシクの素顔が現われた番組でした。赤ちゃん兵士は家族全員が愛する、好き嫌いのないキャラクターでした。来月10日に首都防衛司令部憲兵隊に入隊しますね。本物の男、まさに本物の兵士になる心境はいかがですか?
パク・ヒョンシク: 確かに違うと思います。当時は部隊で一番大変な訓練だけ受けて出てきたので、正式に軍隊生活をしたとはいえないでしょう。もちろん訓練の経験は僕が軍隊に行って来た方よりもっと多いです。僕は毎月その部隊で一番大変だといわれる訓練をすべて受けました。1年以上の期間、ヘリコプターに乗って、レペルをして、派兵して、タンクに乗って、渡河をして….。そのように訓練の経験は多いですが、事実上の生活、すなわちシステム的な部分は全く分かりません。多分行っても不足な部分があるだろうと心配になります。

Q.入隊を前に残念なことはありますか?
パク・ヒョンシク: バケットリストがありました。必ず一度はスカイタイビングをしてみたかったです。臆病ではないというのではなくて、大声は張り上げるでしょうがしてみたかったです。行く前に、このすべての感情や思いを飛行機から飛びおりながら「ウァ~~~!」としたかったですが、スカイタイビングをしないで行くことが一番残念です(笑い)。

Q.KBSドラマ「花郎(ファラン)」で縁を持ったパク・ソジュン、防弾少年団Vとは特別な仲だと聞きました。入隊前に会いましたか?
パク・ヒョンシク: テヒョン(V)が忙しすぎます。韓国にいる日がほとんどないほどで…. 以前テヒョンが韓国にいた日でしたが、音楽番組出演があって夜明けから収録して生放送をして終わった時間が夜の11時でした。その翌日また出かけなければいけないけど兄さんたちに会いたいと訪ねて来ました。僕たちはすまなかったです。明日のスケジュールもあるのにどうするつもりだと。でも自分もこの時間でなければ兄さんたちに会えないから来たと言ってました。僕が弟があまりいませんが、とてもかわいい弟ができました。本当に気分が良いです。これまで僕が愛されて可愛がってもらったぶんをまとめて一度にあげたいと思うほどです。

Q.あなたを愛して可愛がってくれた兄さんの仲にはイム・シワンもいると思います。多方面で刺激や勇気を与えてくれるような存在でしょう?
パク・ヒョンシク: シワン兄さんとはほとんどソウルメートです。兄と弟ですが、ほとんど友達のように過ごしています(笑い)。

Q.今では歌手パク・ヒョンシクより俳優パク・ヒョンシクと呼ばれるのに慣れたでしょうか?
パク・ヒョンシク: 会社も移ったし、そうしたら自然に…. 僕は自然なのが好きです。修飾語はとても照れくさいです。

Q.でも「赤ちゃん兵士」というニックネームはお爺さんになってもついてきそうですね。
パク・ヒョンシク: まるで「トゥルーマン・ショー」(1998)という映画みたいですね?偶然にそうになってしまいましたが、全国民が僕の成長記を見て応援してくださるという暖かい心を感じたことがあります。僕が撮影しているのに会社員の男の方が通り過ぎながらよく見ていると応援してくれました。また食堂でマネージャーと蓼鶏湯(サムゲタン)を食べていると、ひとりで焼酒とつまみを食べていたおじさんがあいさつをするので一緒にあいさつしました。食事の後で計算をしようとしたら、そのおじさんがもう払ってくれてました。とても苦労しているとご飯代を払ってくれたんです。心から応援してくださるというのを感じました。とても感謝しました。

Q.最後に、好きな俳優あるいは演技がありますか?
パク・ヒョンシク: エドワード・ノートンが好きです。自分の顔を活用するのがとても上手な俳優です。限りなく優しい時は笑う顔が可愛いですが、そこで意外な表情も飛び出します。そんな魅力を持った俳優になりたいです。

・パク・ヒョンシク、入隊を控えて一生懸命に仕事…SBS「アラフォー息子の成長日記」最年少ゲスト出演

・「インタビュー」パク・ヒョンシク、”首都防衛司令部への志願は、「本物の男」がきっかけ”

・パク・ヒョンシク、6月に軍入隊控えて率直な心情伝える「イム・シワン、時間がすぐ過ぎるとアドバイス」

・「インタビュー」パク・ヒョンシク、”今見ても恥ずかしくて歴史の中から消してしまいたい演技がある”

2019.05.12