俳優ピョン・ウソクがJTBC土日ドラマ「力強い女カン・ナムスン」でヴィラン(悪役)のリュ・シオを通じて新しい人生キャラクターを残した。
ピョン・ウソクは27日、所属事務所のVAROエンターテインメントを通じて放送終了の感想を伝えた。ピョン・ウソクは「16話の間、愛情のこもった視線で私たちの作品を見守って下さり、リュ・シオを愛して下さって本当に感謝します」として「いつも私の力になって下さった監督と作家に感謝し、現場で共に苦労したスタッフの方々にもう一度感謝申し上げます。終映とは信じられないほど残念だが、皆さんがくださった多くの愛で本当に幸せだった」と最後のあいさつをした。
「力の強い女カン·ナムスン」でピョン・ウソクが引き受けたリュ・シオはEコマース流通業者トゥーゴーの代表だが、実は麻薬流通はもちろん殺人までいとわないロシアマフィア。愛した人々に捨てられ、凄絶な最後を迎えるまでピョン・ウソクは目が離せない熱演を繰り広げた。
リュ・シオの欲望は最後まで叶わなかった。自分を罰するためにわざと接近したカン・ナムスン(イ・ユミ)に母親をおとりに麻薬を飲ませ脅したが、かえって攻撃を受け、思い通りにはならなかった。結局、一人残されたリュ・シオを殺すためにパベルが送った人物はビンビン(イ・ホンネ)で、あれほど恋しかった友人が渡した銃で命を終えた。
初めて唯一の友人と向き合うことになったが、リュ・シオの人生は寂しさと苦痛そのものだった。ピョン・ウソクが描くリュ・シオの目つきには裏切りに満ちた殺気と愛する人たちに捨てられたという傷に染まっていた。信じていたからこそもっと憎かったカン・ナムスンに向けた怒りで歪んだ顔と、待ちのぞんでいた友人のビンビンを見てあふれた涙は、ただひとえに人間兵器として育てられたリュ・シオの苦しみを感じさせた。
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