韓国の俳優ユ・アイン、歌手ナム・テヒョンが薬物使用の疑いで裁判が行われるなか、薬物をめぐり再び韓国芸能界が揺れている。
複数の韓国メディアは19日、仁川警察庁の麻薬犯罪捜査系が、映画俳優の40代男性A氏など8人を麻薬類管理法違反などの容疑で捜査中であると伝えた。ソウル・江南(カンナム)の風俗店を捜査した際に、関連情報を入手したという。
報道によると、A氏ら8人は今年1月から最近まで、住居や江南の風俗店などで大麻など麻薬を投薬した疑いが持たれている。A氏のほか、風俗店の室長、芸能人志望者などが捜査線上に上がったという。
A氏は国内映画、ドラマに主演級で出演する有名俳優とみられ、トップクラスの俳優だったユ・アインの薬物問題に続く、大きな衝撃を与える可能性がある。警察は同メディアに「麻薬関連情報を基に内偵中」とし、「犯罪の容疑が確定したわけではない」と明らかにした。
同日、ユ・アイン(本名、オム・ホンシク)が在宅起訴されたとのニュースが報じられた。2020年から美容施術のための麻酔を口実に、医療用麻薬類(プロポフォール)を常習的に投薬を受けた罪に問われている。他人名義を使い睡眠薬約1000錠を処方され、投薬したことや、知人と一緒に米国でコカイン、大麻などの薬物を投薬した疑いもある。
歌手ナム・テヒョンと、チャンネルA「ハートシグナル3」に出演したソ・ミンジェも19日、麻薬類管理法違反の罪で初公判を迎えた。二人は昨年8月、ソウル・龍山(ヨンサン)区にあるソ・ミンジェの自宅で、一緒に覚醒剤を投薬した疑いがある。ナム・テヒョンは昨年12月、海外で1人で覚醒剤を投薬した疑いもある。
リハビリ治療を受けているナム・テヒョンはこの日、「社会的な物議を醸してしまい申し訳ない。私は現在、麻薬リハビリ施設に入所し、毎日深く反省をしている」とし、「薬物問題が深刻化している現在、責任を感じながら薬物使用の予防に最善を尽くしたい」と謝罪した。
ユ・アイン、ナム・テヒョンの裁判が進む中、新たな薬物スキャンダルの行方に注目が集まっている。
WOW!Korea提供