俳優チョン・イル、パク・ウンソクらが出演する韓国初の飛行機バラエティ「飛んだ!キャプテン・キム」(MBN)。
7月15日(土)にスタートし、毎週土曜に放送されているが、そのスケール感がとにかくすごい。
この番組は、「ジャングルの法則」(SBS)でお馴染みの“族長”ことキム・ビョンマンが、軽飛行機の“機長”となり、クルーと一緒にニュージーランドで空の旅を楽しむという内容。キム・ビョンマンが事業用操縦士の資格を取得し、実際に軽飛行機を操縦する姿は「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」(SBS)でも放送されたことがあったが、このようにレギュラー放送で空の旅の模様が描かれる飛行機バラエティというのは初めてのこと。それだけにかなり目新しい。
そして、クルーというのがチョン・イル、パク・ウンソク、弁護士でタレントのソ・ドンジュ、お笑い芸人のパク・ソングァン。チョン・イルとパク・ウンソクは、年齢は違うが大学の同期で17年来の付き合いだという。ただそれ以外は、クルーたち同士も初対面の関係が多く、キム・ビョンマンともパク・ソングァン以外、全員が初めましての関係だというので、何とも不思議な組み合わせだ。
それでも、クルーたちは初顔合わせの食事の席ですでに意気投合し、チョン・イルがデビュー18年目でありながら、このクルーでは末っ子だということを確認し、いざ旅が始まってからも和気あいあいとした雰囲気で、いいチームワークを見せている。空の旅という、普段では味わえない異世界を共にしているという仲間意識がそうさせるのか、元々の性格がそうなのかは分からないが、ぎこちなさは全くなく、むしろ前から知っていた人たち同士が集まった感さえある。
特に、ニュージーランドは初めてだという俳優2人の伸び伸びとした弾けっぷりが目を引く。初回放送では、キム・ビョンマンが航空ショーをしながら登場するというド派手な演出があったが、チョン・イルとパク・ウンソクはそれを自分のスマホで撮影するなど、ロケを忘れて(⁉)興奮する様子も。たしかに、一番組がここまでするか、というスケール感がすごすぎて、思わず写真を撮りたくなる気分は分かる気はするが。
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