ドラマ「医師チャ・ジョンスク」が漢方薬に続いてクローン病に刺激的描写で批判の対象になった。
それにもかかわらず人気は衰えず、依然として右肩上がり中だ。その理由は何だろうか。
去る4月15日、JTBC土日ドラマ「医師チャ・ジョンスク」がベールを脱いだ、「医師チャ・ジョンスク」は20年目の専業主婦から1年目のレジデントになった“チャ・ジョンスク(オム・ジョンファ)”の破れた人生縫合記を描いたドラマ。女優のオム・ジョンファを中心にさまざまなキャラクターたちが愉快な相性のシナジーを誇っている。
あまりにも愉快なことだけに焦点を合わせたためだろうか。「医師チャ・ジョンスク」は第1話で漢方薬に関連する描写で論議になった。主人公のチャ・ジョンスクが急性肝炎で肝臓移植を受けることになると、母親のオ・ドクレ(キム・ミギョン)が、「これはすべてその安っぽい漢方薬のためではないか」と腹を立てたが、漢方薬を否定的に描写したという指摘を受けることになったのだ。論議が大きくなると、制作スタッフは再放送やVODから該当シーンをカットし黙音処理の措置を取った。
それだけでなく、去る7日に放送された第7話の主なエピソードであるクローン病患者の病気に対する描写も論議となった。劇中、クローン病患者は肛門再建手術に失敗し、体に装着しなければならない便の袋“ストーマ”を付けることになった。妻は闘病中の夫を熱心に看護するが、夫は憂うつ感に苦しんだ。娘の夫を訪ねてきた義母と義父は、「こんなひどい病気を隠して結婚するなんて」、「遺伝病ではないか。娘を諦めてくれ」と言い放つことまでして、結局夫は遺書を残したまま屋上に上がり極端な選択をしようとした。ここで論議になったのは、義父と義母の配慮のないセリフだった。実際に日常生活をこなしているクローン病の患者たちも多いが、これを“たちの悪い病気”や“遺伝病”などと表現することで、実際の患者たちに対する否定的な先入観を作りうるという指摘が出たのだ。
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