“年末授賞式の花”である地上波3社の演技大賞が目前に迫った。2022年、お茶の間に笑いと涙を贈った多くの主人公の中で、誰が各放送局の大賞を受賞するか注目されている。演技大賞はMBCが30日、KBSとSBSは31日にそれぞれ開催する。
MBC「ビッグマウス」イ・ジョンソク、二度目の大賞可能か?
「ビッグマウス」に出演したイ・ジョンソクが今回のMBC演技大賞の最も有力な大賞候補に挙げられる。「ビッグマウス」は今年のMBCドラマの中で唯一2桁の視聴率を記録した。イ・ジョンソクはこのドラマで勝率10%の生計型弁護士パク・チャンホ役を演じた。偶然引き受けた殺人事件に巻き込まれて一夜にして希代の天才詐欺師ビッグマウスになる人物だ。イ・ジョンソクは複雑な感情の変化を繊細に描き出したとして好評を得た。「ビッグマウス」は16話の視聴率が13.7%(ニールセンコリア全国基準)を記録し、人気の中で幕を閉じた。イ・ジョンソクは2016年にドラマ「W-君と僕の世界-」でMBC演技大賞を初めて受賞した。今年「ビッグマウス」で大賞を受賞すれば、6年ぶりに二度目の大賞トロフィーを手にすることになる。
どのみち大賞はナムグン・ミン?
SBS演技大賞の最も有力な候補としてナムグン・ミンが挙げられる。ナムグン・ミンは11月に終映した金土ドラマ「わずか1000ウォンの弁護士」で受任料はたったの1000ウォンだが実力は最高の弁護士チョン・ジフン役を演じた。ドラマの雰囲気が慌ただしいという指摘を受けたりもしたが、「信じて見る俳優」ナムグン・ミンの存在感と豊かな演技力のおかげで視聴者の心を虜にした 。最高視聴率は15.2%で、2022年のSBSドラマの中で最も高かった。
ナムグン・ミンは2020年にSBS「ストーブリーグ」、2021年もMBC「黒い太陽」で各々演技大賞を受賞した経緯があり、今年も受賞するならば3年連続で大賞の主人公になる。
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